30代から特に受けてほしい歯科検診! ③

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
仕事や私生活で忙しい日々が続いていると、口腔ケアはついつい後回しになってしまいますよね。厚生労働省の平成23年日本人の歯周疾患の実態調査によると、成人の約80%が歯肉に問題をかかえていると言われています。引き続き歯周病のお話をしたいと思います。
②仕事に趣味に忙しくお口のケアが後回しに
20代後半から30代は仕事のキャリアアップ、結婚に出産、育児とイベントが盛りだくさんで忙しくなる年代です。
その他に30代になると「太りやい」「肩こりや痛み」「体の冷え」など体の不調が多くなる人もいて歯周病の症状は目立たずに気づかないまま過ごす人もいます。
初期の歯周病の症状に気づき歯医者に行かなくてはいけないと思っていても、時間が取れないからついつい後回しになり、痛みがでて初めて歯科医院に行った時には重度の歯周病へと悪化していることも。
③女性ホルモン、妊娠による体の変化
歯周病菌にはいろいろな菌の種類があり、そのなかには女性ホルモンを特に好んで繁殖する種類があります。
20代から女性ホルモンが活発になり、特に妊娠終期には女性ホルモンの分泌が普段の10~30倍になるため歯周病になる可能性が高まります。
妊娠中に歯周病になると、早産や低体重児が生まれるリスクは7倍にあがるというデータがあるほか、妊娠中に歯周病細菌が血中に入り、胎盤を通して赤ちゃんに直接感染するのではないかと言われています。
④40代、50代で酷くなるパターンが多い
20代30代の頃に歯科医院に行かずに何もせず放置しておくと、重度の歯周病になる人が多いのが現状です。
歯周病が中等度以上になるとポケット(歯と歯ぐきの隙間)が深くなり、歯肉を切開して歯石を取る外科手術を行う場合もあります。重度になると骨が歯を支えきれず抜かなければいけなくなることもあるのです。
そして、40代から歯周病により歯が抜けていき、かみ合わせ、噛む力が弱くなり、美味しく食べ物を食べることができなくなります。歯周病は酷くなる前の治療が不可欠です。
歯周病の対策には早めの歯科健診がなによりも大切です。歯肉炎は歯磨きなどのセルフケアにより改善することができますが、歯周病に進行するとセルフケアだけでは改善することができないうえ、自分では歯肉炎か歯周病かの判断が難しいため、きちんと歯科医院での診断を受けていただくことをお勧めします。歯科健診に定期的に行く人と、痛いときのみ歯科医院に行って歯科健診をしない人を比べると、80歳代で歯の残せる本数が9本違うと言われています。中等度歯周炎に進行して痛みが出てから歯科医院に行くと治療もとても大変になり、通院回数や治療代も増え、手遅れの場合歯を失うことになります。初期の状態で適正な治療や予防をすれば進行を防ぐことができる病気なので定期的に歯科健診が重要になってきます。
「4つの理由」に言えることは歯周病かな?と思ったらお口のサインを放置せず、早め早めの受診をこころがけましょう。

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