神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
小さなお子さんで、いつも口があいている子はいませんか?
いつも口が開いているのは、口の周りをぐるっと囲む筋肉『口輪筋』が弱いからなんです。
こういった子は、無理に口を閉じようとすると違う筋肉が緊張して下唇の下に「しわ」ができることがあります。
このような場合、訓練として消毒した5円玉に、飲み込まないように糸をつけて上下の唇で挟み込んでみてください。
これにより口輪筋が鍛えられ、口を閉じた状態が維持できます。慣れてきたら、5〜10グラムの重りをつける事でさらに効果があがります。
テレビやゲームで遊んでいるとき、勉強している時など1日30分間以上続けてみてください。
他には、風船を膨らませるというのも効果があります。
風船をいっぱい膨らませて、空気を抜いてを何度も繰り返してみて下さい。これは1日3分間以上続けてくださいね。5歳以上で風船が膨らませられない場合は、口輪筋の機能不足が疑われます。
もしお子さんの口がよく開いてるなと気になっていたらぜひお試しください。
また、最近お母様から、自分のお子さんがしっかり咬まずに食事をしてしまう。あるいは、食べるのが遅い。という相談をうけます。
原因は口の周りの筋肉や、舌の筋肉の働きが悪いところにあります。
「よく噛んでさっさと食べなさい!」というだけでは、解決になりません。やっぱりトレーニングが必要になります。こちらはとても簡単に行えますのでぜひ試してみてください。
その名も口の体操。
①頬の筋肉の体操
頬を力強く膨らませたり吸引したりします。一日に5〜10回行ってください。
②舌の筋肉の体操
舌を出して左右の口の端、上唇をなめて舌を目いっぱい出します。その後上顎に舌を5秒間押し付けます。この動作を一日に5〜10回行ってください。
③口の周りの筋肉の体操
口をしっかり閉じてから、ゆっくり「パ・ピ・プ・ペ・ポ」と力強く発音しますこの動作を一日に5〜10回行ってください。
頬の筋肉、舌の筋肉、口の周りの筋肉(口輪筋)を鍛える事で、食事がしっかりとれる、それにより食べ物の栄養の吸収性も高くなり肥満を防止できます。また同じ意味で咀嚼に必要な唾液もたくさん出てくるので消化を助けます。同時に表情筋も鍛えられ、表情豊かな笑顔がでるようになります。
ぜひご自宅等で試してみてくださいね。