ガムトレーニング

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
硬めのガムを使った、ガムトレーニングというものがあるんですが、聞かれたことはありますか?
今日はガムトレーニングのご紹介をしたいと思います。
ガムには色々種類がありますが、おすすめはクロレッツです。あるいは、ロッテのフィッツでもいいかもしれません。
舌がどのように機能しているのかを目で見ることはできないのですが、ガムを使うことにより、舌の運動や舌の筋力を判断することができます。
ガムトレーニングでは、
①舌の機能のチェック
②「片咬み」を治し、咬む力をつける
③舌の動きをよくする
④舌の筋力をつける
⑤「飲み込み方」の訓練
などができます。
皆様は「片咬み」をご存知ですか?左右どちらかだけで、咬む癖のことをいいます。あまりひどいと、歯並び・顎・筋肉のバランスが崩れます。
食事中に舌が口からでているお子さんをたまに見かけませんか?
舌がいつも口からでていると、歯と歯の間に隙間ができてしまったり、上と下の歯が合わさらなくなったりします。このような場合もガムトレーニングは有効です!
①まず、ガムを左右の歯で咬んでみます。左右同様に咬めない場合は、咬みにくい側で咬む練習をしましょう。片がみを治し、かむ力をつけます。
②次に、舌の動きをよくする練習として、ガムをボール状にして舌の上で丸めます。
③そして舌の筋力をつけるため、舌の中央にガムをのせ、そのまま上顎真ん中のくぼみの部分に数秒間押し付け薄く広げます。ガムが丸く張り付くのが、理想です!1回で行うようにしてくださいね。
④更に飲み込み方の訓練です。舌でガムを上顎に押しつけたまま、つばを飲み込んでみましょう。この際舌は正しい飲み込み方ができれば、芋虫のような動きをしてガムがのどに向かって三角形に流れます。飲み込む力が弱いと、前歯にガムが貼りつくようになります。
上記の①から④の手順が十分できない場合、舌の機能が足りない、ということになります。
これが出来るようになるためには、トレーニングを一日最低3分間繰り返してみてください。
舌が十分な筋力や可動性がないと、口腔内で本来あるべき位置に舌が収まりません。専門用語で、低位舌という状態になります。
低位舌になると、本来の口の中の筋力バランスが崩れて歯並びが悪くなったり、口が自然とポカンと開いてしまったり、あるいは、気道を狭くして口呼吸になったりします。
さらにこれに、肥満が重なると睡眠時の呼吸がとりずらくなり、無呼吸症候群という、深刻な病気を併発することがあります。
ガムでお手軽にトレーニングできますので、ぜひ試してみてくださいね!

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