2歳までのお子さんのお口の心配、ありませんか?

2歳までのお子さんのお口の心配、ありませんか?
神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
今回はお子さんのお口の悩みをいくつかご紹介したいと思います。
① 2本の歯がくっついている

 

これは、癒合歯(ゆごうし)と呼ばれるものです。発生率は約0.5%で、下の乳歯の前歯に多く見られます。現時点では問題はありませんが、乳歯が遅い時期まで抜けずに残る(晩期残存)ことが多くあり、発育に応じて抜かなければならないことがあります。
また、乳歯の癒合歯の下に、永久歯が2本ある場合と1本しかない場合(40~45%)があります。1本しかない場合は、歯の数が合わなくなり、歯並びが乱れる原因となることもありますので、歯の生え替わり期に相談を受けて下さい。
癒合歯の2本が合わさっている部分は溝になっていることが多く、その部分はむし歯になりやすいので、よく磨いてあげて下さい。

② 半年経っても歯が生えてこない
歯が生えてくる時期には個人差があり、少々遅くても問題ありません。下記の表の萌出時期より、1年程度遅くても大丈夫です。遅く生え始めたお子様は、その後の萌出も遅くなる傾向があります。
1歳6か月児健診の時点で、上下の乳歯の数が7本以下のお子様の経過を調べた結果、3歳6か月で20本そろうお子様が7割もいることがわかりました。
つまり、1歳6か月児健診で 乳歯の本数が少なくてもあまり心配いらないということです。
しかし、2歳6か月児歯科健診で、乳歯の数が15本以下のお子様(全体の1パーセント位)は、3歳6か月で20本そろわないこともあり、生まれつき歯の本数が少ない可能性があります。

③ 哺乳瓶がなかなかやめられない
1歳を過ぎても就寝前に哺乳瓶で糖分を含んだ飲物を飲む習慣があると、上の前歯がむし歯に成り易くなります。哺乳瓶の使用はできるだけやめてコップに切り替えるようにしましょう。就寝前に使う習慣がどうしてもやめられない場合は、中身をだんだん薄めていき湯冷ましやお茶など糖分を含まない飲物に代えるような工夫も大切です。 子ども同様、お母さんの気持ちの切り替えも必要です。勿論、授乳期に使用するのは全く問題ありません。また就寝中には唾液分泌量が減少しますので、飲んだ後は歯を濡れた綿棒やガーゼなどで拭いてあげましょう。

④ 卒乳の遅れはむし歯の原因になるかどうか
卒乳の遅れがむし歯を作りやすいという訳ではありません。
しかし母乳を飲ませてそのまま寝かせてしまったり、歯の清掃不良が重なれば、むし歯に成りやすいことも事実です。ただ、母乳は単なる食料ではないのですから、離乳食が食べられるようになったからといって、すぐにやめる必要はないという考え方もあります。 これは一歳を過ぎての母乳は体の栄養もさることながら、心の栄養も大きいからです。 長く母乳を与えたいとお考えの方は、規則正しい生活リズムと歯の清掃を心がけるようにしてください。
いかがだったでしょうか?どこに聞いたらいいかわからず、悩んでいらっしゃる方のご参考になればうれしいです♪

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