コロナ禍で気になる歯のお話

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
全国の歯科医師のうち1102人を対象とした昨年のとある調査で「コロナ禍で来院控えが起きたことで、虫歯や歯周病の患者は増えていますか?」という質問に対して、
『とても増えている(14.9%)』『どちらかと言えば増えている(52.9%)』ということで、合計70%ほどの先生が虫歯や歯周病が増えていると回答されていることがわかりました。
「コロナ虫歯」という表現がされることもあるようです。
在宅時間が長くなった結果、不規則な食生活、不十分な歯みがき、おやつを食べる時間や頻度の増加などのため、虫歯が増えたのでしょう。
また、定期的に歯医者さんで検診とクリーニングを受けなくなった人も増えたのかもしれませんね。
これは何も子供達だけに当てはまるものではありません。大人も同じです。子供は虫歯がより進みやすいだけです。
全世代にわたり、歯のケアにはくれぐれも注意を払いましょう。
歴史を見ても、コロナ禍のようなパンデミックは永遠に続くものではありませんので前向きの姿勢を忘れることなく、歯も心も健康に磨いておきたいものです。
でも虫歯だけが問題ではありません。歯周病にも気をつけないといけません。歯周病はやっかいです。いったんかかってしまうと、自力で治すのは困難なのです。
テレビのCMやネット広告に「歯ブラシの毛先が歯周ポケットの中に入って細菌をかき出す!」「○○○を歯肉に塗ると歯周病に効く!」みたいな宣伝が出ていますが、実際はそんなことは無理だと思います。
そんなので治るのだったら誰も苦労しないはずです。
なにせ歯周病はギネスブックに載っていますが、世界で一番感染している人が多い病気なんです。
ではどうするか?
自宅では徹底的な歯みがきとデンタルフロス、歯間ブラシの使用が必要です。同時に、歯医者さんで定期検診を受けて歯石を取ることです。
この2つが歯周病ケアの原則です。どちらか一方だけでは予防しきれません。昨年、イギリスのリーズ大学歯学部などの研究チームがコロナで死亡した患者さん達からたくさんの歯周病菌が見つかった、と発表しています。死者に共通していたのはお口の中の衛生状態が悪かったことです。
実はこれは何も驚くことではありません。
歯周病があると風邪やインフルエンザにかかりやすいことは昔から知られているからです。コロナもしかり。
コロナ予防には定期的に歯石を取る、お口の中をきれいにする、という習慣は
ワクチンと同じく重要なことなのですが、意外と新聞、テレビ、ネットなどでは強く言われていません。
手洗い、アルコール消毒、マスクに加えてお口のケア、重要ですよ!1人でも多くの人がコロナに罹らないこと、かかっても無症状か軽症で済むことを切に祈っております。

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