神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
皆さんは、歯医者さんでCAD/CAM冠という言葉を聞いたことありますか?
このCAD/CAM冠というのは、金属を使用せずに歯科用CAD/CAM システムを用いた白い歯の被せ物であるハイブリッドレジン冠(CAD/CAM冠)の総称のことです。
実は、一昔前までは、保険の被せ物はすべて金属しか適応していませんでした。
しかし、2014年より小臼歯(前歯と奥歯の中間ぐらいにある左右上下で8本ある歯)に対しては保険適用となりました。
そして、2017年には条件付きながら下顎第一大臼歯(下の前から6番目の奥歯)が保険適用になりました。
2018年には歯科金属アレルギーを持つ患者さんには、ブリッジでなければ上下6、7も適応になり、2019年には上の6番も保険適応となりました。
そして、2020年9月の保険改訂にて上下の前歯も、保険でハイブリッドレジン冠を作ることが可能になりました。
しかし、セラミック等に比べてハイブリッド冠は土台の削除量が多いので、土台が小さい下の前歯等は厳しいかもしれません。
また、保険でできるようにあったとはいえ、自費のセラミックで治療した方が、費用はかかっても見た目や耐久性などが良い場合もあります。そこは患者さんがどのような仕上がりを求められるか、予算はどのぐらいでお考えかなど、人それぞれでご意向にあった選択をされるのが1番いいかとは思います。
とはいえ、お口の中を保険外でなくても金属を使わずに治療することが可能な世界になってきたということは一医療従事者としてとても嬉しく思います。1つでも選択肢が増えれば、患者さんの満足度もその分高まるのではないかと思います。何もしらず、1つの方法しかないと思い込まずに、色々な方法、選択肢があるということを知っていただきたいなと思います。
また、案外自分のお口の中がどうなっているのか、把握されていない方もいらっしゃるんですよ。1度鏡を見て前歯の裏が金属の方はこの機会に是非ロコクリにご相談いただくことをお勧めします。