むし歯のお話

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
今日はむし歯についてお話したいと思います。
まずむし歯は、お口の中にいる細菌が私たちが食べたり、飲んだりする糖分をエサにして作り出した酸によって、歯が溶けた状態のことを言います。
むし歯菌というものは、誰でもお口の中にいる細菌ですが、お口の中で増やさないようにすること、酸をつくりにくいような生活習慣を送ることで十分に予防ができる病気です。
通常は痛みなどの症状はありませんが、進行すると歯の内部の神経まで進行し、痛みが出て神経をとる治療をしなければなりません。

むし歯になりやすい好発部位は3つあります。
①奥歯の溝
奥歯は、食べ物をすりつぶす役割を担っているので、噛む面が他の歯に比べ広い面積をもっています。
深い溝のところは、歯ブラシの毛先が届きにくいため不潔になりやすいです。

②歯と歯の間
歯ブラシが届きにくく、磨き残しが多いところです。
歯と歯の間は歯ブラシだけでは難しいので、歯間ブラシや糸ようじを使わないと汚れを落とすことができません。

③歯と歯ぐきの境目
歯と歯ぐきの境目には溝があり、そこに汚れが残りやすいです。
この部位はむし歯だけではなく、歯周病にも関連してきます。
むし歯になりやすい食べ物はキャラメル、飴、チョコレート、クッキーなど停滞性があるものです。
逆にむし歯になりにくい食べ物は、おせんべいや砂糖の入っていないものです。
アイスは甘いのでむし歯になりやすいと思われがちですが、サラサラしていて停滞性が低いのでクッキーとかに比べるとむし歯になりにくいです。

間食はダラダラ食べるのではなく、時間を決めて停滞性の低いものを食べるといいです。
間食をとった後、歯磨きする時間がないのであればお水でゆすいだりしましょう。

最後にテレビでも少し話題になった食後30分は歯磨きをしないほうがいいかどうかについてもお話したいと思います。
結論からお話しすると、30分もあけないで食後はすぐに磨いたほうがいいです!
食後30分歯磨きをしないほうがいいと言われているのはむし歯についてではなく、酸蝕症の方だけです。
食後3分くらい経つとプラーク中の酸性度が下がり、その後40分くらいの間に唾液の役割によって元のお口のレベルに戻ります。
歯磨きをせずに放置すれば、むし歯や歯周病になる原因であるプラークが歯に付着し、さらに放置すれば歯ブラシでは落とせなくなる歯石になってしまいます。
なので、食後は30分おかないですぐに磨けるのであれば磨きましょう。
お家での歯のケアもしっかりして、定期的にクリニックでのケアもお忘れなく♪

おすすめ記事

  1. お子さんは何歳から歯医者に通う?
  2. 歯科用レントゲンって安全なの?
  3. 歯がしみるのに治療は必要なの? ①
  4. 冬の感染症のお話
  5. 歯科医の治療は長すぎる?
  6. 歯が欠けたらどんな治療をするの!?
  7. 妊婦さんをちゃんと治療すると、赤ちゃんにどんなメリットがあるのか…
  8. ケトジェニック

関連記事

  1. 阪急岡本駅でヒアルロン酸注射で美容面のケアをするなら、岡本歯科ロ…
  2. 毎日のケアで歯周病を防ごう!!
  3. 岡本の皆さん、歯科医院の『外来環』って、ご存知ですか?
  4. 妊婦さんと赤ちゃんの口腔ケアのお話
  5. 高齢者の方は虫歯をしっかり治療するべきなんです!②
  6. お子様にシーラント?
  7. 歯が欠けたらどんな治療をするの!?
  8. グラグラの乳歯は抜いたほうがいい?①
医療法人社団 咲生会
岡本歯科ロコクリニック


〒658-0072
神戸市東灘区岡本1丁目8-2
アーベイン岡本3階
・阪急 岡本駅より徒歩2分
・JR摂津本山駅より徒歩2分
 
TEL:078-224-5372 / FAX:078-224-5373
> 個人情報保護方針
 

最近の記事

PAGE TOP