ペットも歯周病?! ②

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
みなさん、実はペットも歯周病に罹るということをご存知でしょうか?
今回も引き続き、犬の歯周病についてもう少しお話しましょう。
ワンちゃんに鼻炎と根尖膿瘍はとても多いので引き続きご説明します。
●根尖膿瘍・・上顎の第4前臼歯(一番大きな奥歯)の歯周病が進行し、歯根部分が感染を起こすと眼の下辺りが膿んでしまいます。軽度の腫れのこともありますし、大きく膨らんだり穴が開いて膿が出てくることもあります。
では、犬の歯周病の検査ってできるのでしょうか?
歯周病は歯周組織、歯槽骨が破壊されていく病気です。つまり、外からは見えない歯肉の中で起きている病気なのです。歯肉の中の歯周組織がどうなっているかを調べるには、レントゲン検査や麻酔下でのプロービング(器具を使って歯周ポケットの深さを測る)が必要となります。もちろん見た目だけでも大体の状態は分るのですが、歯の表面はキレイでも歯肉の中で歯周病が進行していて歯が抜けていってしまうワンちゃんも時々います。
歯周病は放っておくと歯周組織がじわじわ破壊されていく進行性の病気です。
一度破壊されてしまった歯周組織は治療しても元の健康な状態には戻りませんので、歯周組織の破壊が酷くない軽度の段階で治療することが健康な歯を長く保つポイントとなります。歯周病を予防・治療するには麻酔下のスケーリングが必要になることがほとんどですが、麻酔処置の回数をなるべく減らすために家庭での歯みがきも積極的に取り入れましょう。
麻酔下のスケーリングでは、歯周病の予防・治療に不可欠な歯周ポケット内の清浄化ができるようです。
歯周病が軽度の場合には超音波スケーラーによる歯石の除去と歯周ポケット内の洗浄、ポリッシング(研磨)という流れで処置を行います。歯周病がある程度進行して歯周ポケットが深い場合には歯石が歯根までこびりついてしまっているので、ルートプレーニングという歯根の清浄化処置も行います。さらに重度の歯周病で歯根の露出がひどかったりグラグラの場合には抜歯を選択することもあります。
大切な家族にはずっと健康で長生きしてもらいたいものですよね。こまめにお口の中もチェックし、専用のケア用品を使ってあげましょう。また、人間の歯周病菌と同一の菌が、犬のお口から検出されたという報告があります。皆さんのお口の中は本当に健康ですか?定期検診を行い、自分自身もきちんとケアをして感染させないよう、十分注意しましょう。

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