神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
今回も引き続き、お口のチカラのお話をしていきたいと思います。歯ぎしりや食いしばり、噛みしめ癖がTCHがあると
歯への障害
歯がすり減る、歯が痛くなる、歯がしみる(知覚過敏)、歯が割れる、詰め物や被せ物がよく外れるなど
歯周組織への障害
歯茎が下がる、歯周病が進行しやすくなる、歯がグラグラしてくるなど
お口の中への障害
口内炎ができやすい、舌がヒリヒリする、舌や頬を噛みやすいなど
顎関節への障害
顎を開ける時にカクカクと音がする、顎を開ける時に痛い、顎が開かなくなる など
全身への障害
頭痛、肩こり、腰痛、体のゆがみなど
など、お口の中から全身にまで、様々な悪影響を与える原因になります。
食いしばり、噛みしめ癖やTCHは日中の意識である程度防ぐことができます。
まずは何もしていない時に、上と下の歯が当たっていないか、2mmほど離れていて隙間(安静空隙)が開いているかが大切です。
食いしばりや、噛みしめが多いのが、何かに集中したり、緊張感や不安感を持っている時なので、一呼吸した時に噛んでいなかったかを確認し、なるべく噛む力がかからないように気をつけましょう。
姿勢も大切です。猫背だと、重たい頭を支えるために食いしばりやすくなります。
また、食事の際に右側だけで噛む、左だけで噛むといった癖があると、どちらか一方の歯に過度な力がかかるため、左右均等に噛むようにしましょう。
夜間寝ている間は、意識することができません。
特に夜間の歯ぎしりは、食事の際の何倍もの力がかかると言われるため、お口の中のトラブルが非常に多くなります。
歯や顎関節に過度な力がかからないように、マウスピースを作製し、着用して寝るようにしましょう。
歯ぎしり自体を止める効果はありませんが、顎関節に負担がかからず、歯にも力がかからないようにできるため、トラブル回避につながります。
お口の中に症状が出る原因は、むし歯菌や歯周病菌によるものだけではありません。
きちんと歯ブラシや正しい食生活を行なっていれば、むし歯や歯周病は予防できますが、それと同じくらい「力のコントロール」が大切です。
すなわち、歯ぎしりや食いしばり、噛みしめ癖やTCHにより、過度な力がかかり「力の炎症」が生じないようにすることです。
まずは、ご自身がそれらの癖がないかを知ることが大事です。
ご自身での自覚や周りの方からの指摘で、あることを知っている方もいますが、歯ぎしりや食いしばり、噛みしめ癖やTCHがあっても全く自覚のない方もいらっしゃいます。
お口の中を見ればそういった癖がある方には、証拠があることが多いです。
歯がすり減っていたり、部分的に歯茎が下がっていたり、舌や頬に噛んだ跡があったり、顎の骨の隆起がみられることで、日頃から噛む癖があることがわかります。
そういう方には、どのような時に噛んでいるかを意識して確認してもらい、夜間の歯ぎしりの場合は、マウスピースの作成が望ましいでしょう。
痛くなくても、少し歯がしみることがある、顎が開けると音がするなどの場合は、ぜひ一度ロコクリまでご相談ください。