神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
小さなお子さんの歯磨きはもちろん、小学生、中学生ぐらいのお子さんの歯磨きも気になりますよね。今回は簡単なポイントをご紹介したいと思います。
まず、小学校低学年のお子さん。
1. 1~2年生の間はまだ仕上げみがきが必要です。
2. 6歳臼歯が萌出する時期には、特に念入りな仕上げみがきが必要です。6歳臼歯は、頭を出してから完全に萌出するまでに何ヶ月もかかり、上下の6歳臼歯がきっちりと咬み合うまで1年半近くかかります。この間乳歯よりも背が低く、歯ブラシも届きにくいために非常にむし歯になりやすいのです。また、歯の溝も複雑で深く食べかすや歯垢がたまりやすいため、保護者の仕上げみがきがとても重要です。
3. 歯と歯の間のむし歯を予防するため、できればフロス(糸ようじ)を使いましょう。
4. 乳歯が抜け、歯ならびがデコボコになっている所は、歯ブラシを縦に当てて小さく動かしてみがきます。
次に、小学校高学年の磨きかたのポイントです。
1. 多くの乳歯が永久歯に生えかわり、6歳臼歯の後ろから12歳臼歯が生え始めます。12歳臼歯も6歳臼歯と同じ理由で萌出する時期には、特に念入りな歯みがきが必要です。
2. みがく事は自分で出来るようになっていますが、さぼり癖もつき始めます。本当にみがけているか、週に1回でもチェックしてあげましょう。
3. 下の前歯の裏側(舌側)は歯石がたまりやすいので、歯ブラシのかかとを使って1本ずつみがきます。付いてしまった歯石は、歯ブラシでは取れませんので、年に2,3回は健診をかねて、歯医者さんでチェックしてもらって下さい。
最後に、中学生以上の磨きかたのポイントです。
1. 夜食を食べるなど、食生活も変化しています。就寝前の歯みがきをキチンと習慣化しましょう。
2. これからは、歯をいかに健康で長持ちさせるかが大切になってきます。毎食後の歯みがきはもちろん、フロス等で、歯と歯の間の清掃も十分に行って下さい。
3. むし歯だけでなく、歯肉炎の予防も大切になってきます。歯ブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に当てるのがポイントです。軽く歯ぐきを圧迫しながら、その場所で、10回~20回ぐらい、毛先がほとんど動かないように細かく振動させます。
4. 丁寧にみがくと、15分位はかかるはずです。歯磨剤はつけないか、ほんの少しでOKです。最初は鏡を見て、歯ブラシがきちんと当たっていることを確認しながらみがくと良いでしょう。夜、寝る前だけでも時間をかけてみがきましょう。
5. 歯医者さんで、お口に合ったみがき方を指導してもらって下さい。また、定期健診をぜひとも受けて下さい。
いかがでしょうか。お子さんと一度一緒に確認してぜひご参考になれてくださいね!