神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
突然ですが、皆さんは普段どのように、また、どのくらい歯磨きをなさいますか?
歯磨き習慣は、1日3回、朝、昼、夜の3回。
特に、目覚め朝の歯磨きは就寝中に繁殖したむし歯菌を綺麗にし、口臭を予防します。
夜の歯磨きは、就寝中の唾液の分泌が少なくなるため、むし歯菌が30倍も増殖してしまいます。
歯磨きの時間は、最低3分間です。
1本の歯につき10~20回小刻みに歯ブラシを動かしてください。気づくと3分くらいになります。
歯磨きの後はデンタルフロス(糸ようじ)使って、歯ブラシで取れなかった歯と歯の間の汚れを綺麗にします。
ほとんどの人の口の中には、歯周病菌が棲みついています。
この歯周病菌が歯周病の原因となるのはもちろんのこと、インフルエンザウイルスが粘膜に侵入するのを助けるプロテアーゼやノイラミニターゼといった酵素を出すことがわかっています。
つまり、口腔内の衛生状況が悪い人はインフルエンザにかかりやすくなってしまうのです。
しかし反対に、口腔ケアをしっかりすれば感染リスクは低くできると言えます。
事実、インフルエンザが流行する冬季6カ月間にわたり、歯科衛生士による口腔ケアを受けた人と受けなかった人との間で、その時期のインフルエンザの発症率が約10倍も違ったという研究結果がありました。
新型コロナウイルスにも効果が有効かどうかは研究がまだないので断言できませんが、口腔内を清潔にして細菌数を減らすことが、ウイルス性疾患の予防につながります。正しい歯磨きテクニックを身に着けて、皆さんで一緒に予防しましょう!
正しい歯磨きテクニックは3つのポイントがあります。
ポイント1 『歯ブラシを水で濡らさない!』
歯磨きをする時、水で濡らしていませんか?
確かに水で濡らすことで泡がたくさん出て、まだしっかり磨き切れていないのに磨けた気分になってしまいます。
また、フッ素などの有効成分も水で流れてしまい、効果は半減します。歯ブラシは乾いた状態で使用しましょう!
ポイント2 『歯ブラシは握らない!』
皆さんは歯ブラシをどう持ちますか?
ギュッと握ってゴシゴシ磨いていませんか?
歯ブラシは鉛筆を持つように3本の指で持ち、軽く小刻みに動かしていくのが正しい方法です。
ゴシゴシ磨くと汚れがよく取れないだけでなく、歯や歯ぐきを傷つけてしまいます。
歯と歯の間、歯ぐきとの境目を念入りに磨きましょう!
ポイント3 『すすぎすぎない!』
皆さんの使っている歯磨き粉の中にはフッ素が入っているでしょうか?
フッ素は歯の表面のエナメル質を修復・強化し、虫歯菌の働きを弱める効果があります。
そこで、フッ素をお口の中に残すために気を付けたいのが、歯磨き後、水ですすぎすぎないことです。
20~30秒、軽く1回すすぐだけで十分です。さらにその後30分間は飲食を控えてください。
いかがでしたでしょうか?
普段から実践されている方はぜひ、継続していただき、今回読んでいただいて当てはまった方は、3つのポイントを意識して歯磨きをしてみてください。