歯の詰め物が取れてもしばらくは歯医者にいかなくても大丈夫?①

みなさん、歯の詰め物が取れてしまったらどうしていますか。仕事や学校が忙しくてすぐには行けないときもありますよね。かかりつけの歯医者の予約がなかなか取れないこともありますよね。
今回は歯の詰め物が取れてしまったときの対応方法と歯科医院に行くタイミング、詰め物が取れる理由について説明します。
歯の詰め物が取れてしまったときは、なるべく早く歯科医院に行く必要があります。詰め物が取れた状態の歯は、通常の歯よりも虫歯にかかりやすい状態と言えますので、できるだけ早く治療を受けることが望まれます。歯の外側のエナメル質は硬いので、虫歯もなかなか進行しにくい組織です。しかし、エナメル質の内側にある象牙質はやわらかく、虫歯が広がりやすくなっています。
詰め物が取れるということは、象牙質がむき出しの状態になっているということでもあります。他の健康な歯に比べると虫歯が進行しやすいですので、なるべく早く出てしまっている象牙質を覆わなくてはなりません。痛みがない場合でも、できれば1週間以内、遅くとも1ヶ月以内にはかかりつけの歯科医院に行くようにしましょう。
そして、詰め物が取れた部分は、虫歯の進行しやすい象牙質ですので、他の部分よりも念入りに磨く必要があります。また、取れた部分は複雑な形にくぼんでいることがありますので、汚れや食べ物のカスが詰まりやすくなっています。ブラッシングを丁寧にするだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロス等を使って、キレイに掃除をしておきましょう。
また、歯の内部がむき出しになっていますので、熱いものや冷たいものなどの刺激物で痛みを感じることもあります。歯科医院で詰め物を治してもらうまでは、なるべく出てしまっている部分を刺激しないように注意して下さい。
噛むときにも注意が必要です。食べ物のカスが詰まりやすい状態になっていますので、なるべく詰め物が取れた方で噛まないようにして食事をしてください。いつも反対側ばかり使って噛むと、顔の形がゆがんでしまうこともあります。骨格がゆがんでしまう前に、歯医者さんで治療を受けるようにしてください。
詰め物が取れた状態で長期間放置すると、噛み合わせが悪くなり、頭痛がするようになったりすることがあります。噛み合わせは詰め物をした状態で調整されていますので、元の状態に戻せるよう、なるべく早く歯科医院を訪れるようにしましょう。
詰め物が取れた部分は、虫歯になりやすくなっています。また、汚れがたまりやすいので、歯周病の元となる細菌も溜まりやすくなります。こまめにケアすることである程度予防することができますが、まずは詰め物を元に戻すことから始めましょう。

おすすめ記事

  1. 唾液のすごいチカラ!!!
  2. 岡本歯科ロコクリニックのマイナス1歳からの虫歯予防
  3. 日々の歯磨きで綺麗な歯を保つポイント!
  4. ダイヤモンドで歯を削る?
  5. 虫歯を治療した後の食事において注意すべきことは?
  6. お年寄りのお口を守る新常識! ①
  7. 歯磨き後のお口ゆすぎの話②
  8. 神戸市の岡本歯科ロコクリニックの衛生士が行うPMTC

関連記事

  1. 「リカルデント」と「キシリトール」について考えてみましょう!
  2. 歯茎にできものができたことはありますか?②
  3. 岡本歯科ロコクリニックが思う、喫煙と歯周病の関係
  4. 入れ歯は大事に使いましょう!!
  5. ノンクラスプデンチャーってなに??
  6. 歯周病ってどんな病気?②
  7. 代用甘味料なら虫歯にならない?
  8. 後悔させない予防歯科!
医療法人社団 咲生会
岡本歯科ロコクリニック


〒658-0072
神戸市東灘区岡本1丁目8-2
アーベイン岡本3階
・阪急 岡本駅より徒歩2分
・JR摂津本山駅より徒歩2分
 
TEL:078-224-5372 / FAX:078-224-5373
> 個人情報保護方針
 

最近の記事

PAGE TOP