神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
今回も引き続き、患者さんからのご相談もあったりする、「詰め物が外れてしまう」原因と、その対策ついてお話したいと思います。
●詰め物が外れてしまう原因とその対策
原因3、経年によって噛み合わせが変化した
詰め物を入れた当初はピッタリとはまっていた詰め物でも、経年と共に高く感じるようになったり、段差があるように感じるようになることもあります。
これは主に、経年により噛み合わせに変化が生じたため、「以前の噛み合わせ」に合わせて作られたつめものやかぶせ物が、「現在の噛み合わせ」に合わなくなってしまったことで起こる症状です。
噛み合わせに変化が生じると歯全体にかかる力のバランスもアンバランスになってしまい、ある1点の場所に集中して力が加わってしまったりもします。これにより、詰め物が外れるといった症状につながる場合もあります。
この場合は、現在の噛み合わせに合った詰め物やかぶせ物に変えてもらうことで、詰め物が頻繁に外れるといった症状も収まります。
また、もともと噛み合わせが悪い場合や、噛み合わせを考慮せずに詰め物・かぶせ物を作成してしまった場合も同じような事が起こります。
もともとの噛み合わせが悪い場合は、詰め物の脱離のみではなく、全身的な骨格のバランスが崩れていたり、お顔に歪みが生じていたり、頭痛や肩こり、倦怠感といった症状を引き起こしている場合もありますので、自覚症状のある方は一度歯科医院で噛み合わせのチェックをしてもらうとよいでしょう。
◆必要な処置・治療
詰め物・かぶせ物のやり直し
原因4、 食いしばり、歯ぎしりなどのクセがある
睡眠中、歯をギリギリとすり合わせる歯ぎしりや、日常的に無意識のうちに歯を食いしばる癖のある方は、普段から過剰に歯に負担がかかっている状態にあります。
特に睡眠中の歯ぎしりは人によっては100キロ以上の力が加わりますので、歯へのダメージも相当なものになります。 そして、このような過剰な力が継続して長期的に加わると、当然ながら詰め物やかぶせ物も外れやすくなってしまいます。
どこの歯医者で治療して貰っても、いつもすぐに詰め物が外れてしまう…。という方は、食いしばりや歯ぎしりのクセがないか確認してみましょう。
食いしばりや歯ぎしりはほとんどが無意識のうちに行われている習癖ですので、なかなかご自身では気が付きにくいかもしれませんが、下記の様な症状がある場合は歯ぎしり、食いしばりの習癖を疑ってみても良いでしょう。
・歯がしみる。知覚過敏になっている。
・物を噛むと顎が痛い。
・歯のすり減りが激しい
・歯が欠けたり、割れたりしたことがある。
・寝起きが悪く、朝起きたときに顎がだるい
◆必要な処置・治療
詰め物の詰め直し。
(歯ぎしりの場合)ナイトガード(歯ぎしり用マウスピース)
(食いしばりの場合)行動療法など
いかがだったでしょうか?何か気になることがあった方は、ロコクリまでお気軽にご相談くださいね!