神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、
阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
今回は、口腔ケアでできる高齢者の方の健康フォローについてです。
新型コロナウイルス感染症で、ただのウイルスの話というよりも、
いろんな恐怖が世界中を混乱に陥れています。
なによりも厄介なのは、大半の人が軽症で済むものの、
一部の人が死に至るレベルの重症化をすることです。
スポーツ選手でも、立てないほどだと言います。
特にお身体の状態が落ちている高齢者の方は、重症化しやすいとも言われていますので、心配ですよね。
ただ、それを恐れるあまり、外出を自粛しすぎて、元々の持病の通院もままならない状態になると、
せっかく落ち着いている糖尿病や高血圧などの全身疾患が悪化する可能性もあり、
その辺りも心配されているところです。
最近、お口の中の状態が糖尿病やリウマチ、高血圧などの全身疾患と関連することがわかってきています。
科学的なデータでも、つながりが深いという論文も多く出ているので、
僕たちも口腔ケアなどを、訪問で行うことも多いのです。
ただ、ここ数ヶ月の自粛でお口の中の衛生状態が悪化してしまうと、
糖尿病などの持病が悪化することも懸念されています。
「歯科医料がコロナ感染予防に」とする東京歯科大学の奥田名誉教授が情報を発信されています。
「進行した口腔感染症による免疫機能の低下やオーラルフレイルにより易感染性宿主になると感染リスクが高くなる」
と指摘されています。
デイケアに通う要介護者への口腔ケアを実施した場合、
インフルエンザの罹患率が低下すると発表し、
新型コロナウイルスでも同様になるとみられています。
インフルエンザ対策に準じて、口と鼻を健やかな状態に保つことで免疫力を維持しようと岡山大学の岡崎好秀診療講師の取り組みが西日本新聞に紹介されています。
歯医者は感染リスクが高いとも言われていますが、
実際に歯科治療で感染した患者は1人も確認されていません。
過度に恐れることなく、歯科医院を活用して、
新型コロナの感染リスクを低下させてみてはいかがでしょうか?
お待ちしています(^ ^)