タイトル:お子さんの歯みがき
神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
乳幼児の歯磨きで、ちょうど2歳ぐらいのイヤイヤ期のお子さんがいらっしゃる方は、歯を磨かれるのを嫌がられて大変な思いをされている方も多いのではないでしょうか?
小さい時に歯磨きを嫌がるというのはよくある話ですが、区役所での保健指導などでは「押さえつけてでも歯は磨いてください!」なんて言われることもあるようです。想像するとまるではりつけの刑のようで可哀想ですが。。。
おかげで歯磨きが嫌いになる子供もいるし、歯磨きは大切ですが親としては心が痛みますね。それでは、押さえつけて無理やり歯を磨くのと、押さえつけるのはかわいそうーなので歯を磨かないのとではどちらが正しいのでしょうか。
これって、けっこう難しい問題です。
無理やり磨くのは、むし歯予防から考えると100点ですが心理面からだと0点です。でも、なにもしないのは、むし歯予防からは0点ですが、心理面からみると100点ですね。ではどうしたら良いのでしょうか。実は、両者のいいとこどりをしたらいいのです。
まず、どうして嫌がるのか考えてみましょう。歯を磨いてあげるとき、親が怖い顔をしていたらどうでしょう?急に怖い顔をしていたら驚いて子供は泣いてしまうのです。だから、歯を磨いてあげるときは歌を歌います。そうすれば優しい顔になりますね。子供が安心します。また、親が磨いてあげることに慣れていないのも原因のひとつなんです。初めてのことだと、どこをどう磨いたらいいかわかりませんよね。歯の磨き方は、歯医者さんに行けば教えてもらえます!
そして、乳幼児の歯磨きは部屋の掃除と同じです。部屋の掃除が難しければ、どうしますか?
まず、部屋を汚さないようにすればいいですよね。ということは、歯磨きを嫌がるなら口を汚さないようにすればいいのです。つまり、砂糖の入ったおやつを与えないようにすることです。こうして時間をかせぎながら、徐々に歯磨きに慣れさせていきます。食べ物によって子供の口の汚れ方は大きく変わります
次に、2歳半ごろになると、「自分で磨く」と言って磨かせてくれない子が増えます。ここでもむし歯予防と自立心のいいとこどりで考えましょう!まず、磨くと言っているから、気の済むまで磨かせます。その後で、「きれいに磨けているか見せてね!」と言いながら親が磨いてあげるといいでしょう。これなら子供の自立心も受容し歯も綺麗になりますね。
上手にお子さんの歯磨きと付き合っていきましょう!