神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
みなさん、「シーラント」という言葉をご存知の方はいらっしゃるでしょうか?
シーラントというのは予防的充填とも呼ばれるもので、通常は虫歯等になった際に詰め物の充填を行いますが、シーラントというのはまだ虫歯になっていない奥歯の細かい溝に、レジンと呼ばれるプラスチックのような素材でコーティング(充填)する治療のことです。
お子さんの歯にシーラントをすることで、奥歯の溝が埋まり、歯ブラシで歯の汚れを落としやすくするので虫歯になりにくく、また進行を遅くすることが出来るんです。
このシーラントは、乳歯や生え始めの永久歯によく使われる治療なので、小さなお子様にオススメしております。
シーラントに適した年齢はどのくらいなのでしょうか。
シーラントに年齢制限はありませんが、大人の歯に処置するというわけではなくって、保険適用範囲は初期の虫歯と診断された乳歯もしくは生えたての永久歯のみです。
なので、年齢でいうと、一般的には9歳前後までと言われています。
これら以外の虫歯のない歯や永久歯が生えそろった場合では保険適用外となり自費治療になってしまいます。
さて、シーラントというのは実際どのように処置するのかもご紹介したいと思います。
まず、奥歯の噛む面の汚れをしっかり取ります。汚れがついたままでは逆に虫歯になってしまう可能性がありますね(>_<)
そして、シーラントを奥歯の表面の溝に塗ります。
さらに、シーラントを塗ったところに光重合をします。光重合というのは、光を当てることでシーラントを固めることです。
最後に、シーラントを磨いて歯に馴染ませます。
シーラントは、歯を削ることなく痛みのない処置で保険適応になります。
乳歯の奥が生える3~4歳、6歳臼歯が生える5~6歳、12歳臼歯が生える12歳頃が適応時期で、早い子だと3歳前後ぐらいから行っています。お子さんが歯医者さんに慣れたら早めに行うことを推奨しています。
ただし、虫歯にならないわけではないので、歯と歯の間や、歯と歯茎の境目など正しいブラッシングは大切です!
毎日食べ物を噛んだり歯磨きをしているうちにはがれて取れてしまっていることもあるので、定期検診でチェックも行うことが必要ですね。
大人だけではなく、お子さんの歯で気になることがあればロコクリにお気軽にお問い合わせくださいね。