神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
タバコで歯が黄色くなってしまったのをなんとかしたい、歯の変色が気になっているという方は多いのではないでしょうか?先日もタバコはやめられないけれど、着色を少しでもなんとかしたい、という患者さんがいらっしゃいました。お話していると、タバコを吸いながらの会話からお仕事につながるというタバコミュニケーションというのがあるのだとかヽ( ̄д ̄;)ノもちろん身体のことを考えるとタバコをやめるに越したことはーありませんが、そんなこともあると大変ですね。タバコによる変色は汚れの一種なので、基本的には適切な方法でケアをすればきれいにすることができます。歯が白くきれいだと、それだけでどこか美しく健康的に見えるものです。では、どんな方法があるのか具体的に紹介していきましょう。
タバコによる歯の黄ばみは、タバコに含まれるタールやニコチンが歯のエナメル質の表面にある薄いタンパク質の膜「ペクリル」に付着して、着色汚れ「ステイン」となることで起こります。長年積み重なってしまっている場合は別ですが、基本的には歯の内部にまで浸透しているわけではありません。そのため、このステインを落とすことができれば歯は元の色を取り戻します。ステインを落とすのに最も有効なのは、「PMTC」と呼ばれる、歯科医院で専用の器具を使って行うプロのクリーニングを受けることです。「歯の表面についた汚れなんだから歯磨きで落ちるのでは? そこまでする必要はあるの?」と思いがちですが、ステインは歯にぴったりくっついていますので、歯ブラシだけで完璧に落とすのは困難です。また、歯の表面は磨けても裏側や歯と歯のあいだになると、どうしても磨き残しが出てしまいます。歯科医院では、専用の道具を使って歯を傷付けることなく、口の隅々まできれいにしてもらえますし、歯ブラシだけでは落とせないような頑固なステインも落とすことができるのです。
タバコによる歯の黄ばみを取るにはPMTCが一番おすすめだとご紹介しましたが、中には、「歯を白くするといえばホワイトニングじゃないの?」と疑問に思われた方もいるのではないでしょうか。そこで、ホワイトニングとPMTCの違いについても少し紹介しておきたいと思います。ホワイトニングには、歯科医院で受ける「オフィスホワイトニング」と歯科医師の指導に従って自宅で行う「ホームホワイトニング」がありますが、歯が白くなる原理は同じなのでまとめて説明します。ホワイトニングとPMTCの違いは、簡単にいうとPMTCが「歯の表面の汚れを落とす」に対し、ホワイトニングは「歯の内部に沈着した汚れを改善する」ものです。具体的には、PMTCが専用ブラシなどを使って物理的に汚れを落とすこと、ホワイトニングでは過酸化水素などを主成分とする「ホワイトニング剤」の化学作用で歯の内部の色素を分解して歯を白くしていきます。この違いから、タバコや食べ物・飲み物など歯の表面についたステインが原因である黄ばみにはPMTCが、加齢や遺伝など汚れ以外が黄ばみの原因の場合はホワイトニングが向いているというわけです。ただし、ステインも長年にわたり積み重なると色素が歯の内面に浸透し、沈着してしまう場合があります。歯を白くしたい場合は、PMTCだけでは黄ばみを落とし切れませんので、ホワイトニングもするのがおすすめです。
ステインは歯の表面についた汚れですから、タバコによる歯の黄ばみを取るには、ホワイトニング効果や強力な汚れ落としの効果をうたった歯磨き粉を利用するという方法もあります。ただ、気を付けたいのは「歯の磨き過ぎによる逆効果」です。同じホワイトニング効果をうたう歯磨き粉でも、「汚れを浮かせて落とす物」や「強力な研磨剤で落とす物」など、さまざまなタイプがあります。研磨剤は汚れを落とすのには有効ですが、歯ブラシの強さによっては歯を傷付ける可能性もあり、その傷に汚れが溜まりやすくなってしまう場合がある
のです。
歯の汚れは表面的に見えても、歯の裏や歯と歯のあいだまではなかなかチェックすることができず、自分で落とし切るにはどうしても限界があります。また、一度きれいにしても喫煙を続けていると、また歯が汚れてくるのは避けられません。タバコによる歯の黄ばみで悩んでいるなら、是非一度ロコクリでご相談くださいね!日曜診療もしております!