乳歯と永久歯のお話②

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
今回も引き続き、乳歯と永久歯についてのお話です。
硬いエナメル質にも弱点が二つあります。
それは「硬いけどもろい」「酸に弱い」という点です。
硬くて傷つきにくいガラスは、外からの衝撃が加わると、力を吸収できずに割れてしまいます。
それと同じように、歯も物理的な衝撃を受けると欠けたり折れたりしてしまうことがあります。
また、歯の表面では、食べかすなどをもとに虫歯菌が酸を作り出しています。
エナメル質は酸によって腐食してしまうため、むし歯は大敵というわけです。
また、酸触歯の記事でもお伝えしたように、日常的に酸性の強い食品を摂取することで歯が溶けてしまう場合もあります。
子供の乳歯がむし歯になったとき、「どうせ生え替わるんだから」と放っておいてしまうことはないでしょうか?
放置したむし歯が歯の根の部分まで進行してしまうと、歯根に細菌や膿がたまり、そこを通って生えてくる永久歯もむし歯になって生えてくる可能性があります。
また、むし歯があると噛む機能が低下するため、子供の時期に大きく成長するはずの顎の骨が充分に発達できないこともあります。
乳歯のむし歯が悪化して、永久歯が生える準備が整う前に抜けてしまうと、そこにぽっかりとスペースができ、両隣に生えてきた永久歯がそのスペースを塞いでしまうこともあります。
そういった悪条件が重なると、歯が曲がって生えてきたり、歯並びが悪くなるなどの原因になります。
それ以外にも、本来生えるべき永久歯が生えてこない「先天性欠如」という症状があります。先天性欠如は「乳歯の一部が生えない」「永久歯の一部が生えない」という、いずれの場合も起こり得ます。
永久歯が生えない場合は、そこにあった乳歯が生え替わることなく、残り続けることになります。
乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄いため、むし歯になるリスクが高く、根が浅いので強く噛む力にも弱くなります。
この先天性欠如というのは、特別に珍しい症状というわけでもありません。
「日本小児歯科学会」が2011年3月に行った調査によると、小児歯科を受診する子供の10人に1人について、1〜数本の先天性欠如(親知らずを含まない)が認められたということです。
乳歯は成長するとともに永久歯に生え替わっていきますが、その過程で永久歯の生育に影響を与える場合があります。
もし何か気になることがある方は、ぜひロコクリまでご相談くださいね!

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