神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
紅葉もすすみ、銀杏も美味しい季節ですね♪今回はそんな「銀杏」についてお話したいと思います。
まず、イチョウの実・銀杏についてです。
イチョウは雌雄別株があり、実を付けるのは雌株となります。
イチョウの実・銀杏は全体が種子で、外側オレンジ色の柔らかい部分が種子の外種皮となり、これがあの独特な臭いを発しています。それを取り除くと硬い殻の中種皮が出てきます。食用となるのは硬い殻の中にある胚乳となります。
では、銀杏の代表的な栄養成分はどんなものでしょうか。
銀杏は種実類の中でも、β‐カロテン、ビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれています。
①β‐カロテン
強い抗酸化作用があり、有害な活性酸素から体を守ってくれます。さらに体内で必要量に応じてビタミンAに変換され、視力の低下を防いだり皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きがあります。
②ビタミンC
抗酸化作用に加え、コラーゲンの生成促進や免疫力の向上。また、鉄の吸収率を高める働きがあります。
③カリウム
筋肉の収縮や神経の働きを正常に保っています。その他にも体内にたまった老廃物や余分なナトリウムを体外へ排出する働きがある為、高血圧やむくみの改善に有効とされています。
そんな色んな栄養たっぷりな銀杏ですが、食べすぎには注意が必要なんです。
ビタミンB6は脳内の神経伝達物質の生成に重要な役割を担っていますが、銀杏にはビタミンB6の作用を妨げる働きをするメチルビリドキシンという成分が含まれています。食べ過ぎるとビタミンB6欠乏症と似た中毒症状を起こしやすいので注意しましょう。
ここで、銀杏の簡単下処理方法をご紹介しておきますね。
1.銀杏を拾う。㊟直接触れると手がかぶれるので薄手のゴム手袋を準備
2.ジッパー付きビニール袋に銀杏を移し水を半分位入れ、しっかりジッパーを閉め数日間置く
3.ビニール袋の上から手で実と種を分ける
4.種を取り出しよく洗う
5.天日干しをして乾燥させる
皆さんが見慣れている銀杏は黄色だと思いますが、新鮮な銀杏は緑色で独特な臭みや苦みが少なく、食感もホクホクしています。皆さんも是非、イチョウの紅葉を見つけたら銀杏を探してみて下さい。
美味しいものをしっかり食べて栄養をつけて、寒い冬も乗り越えたいですね♪またコロナウイルス感染者も増えてきていますし、お家時間で銀杏を使ってお料理したりするのもいいかもしれませんね♪