神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
皆さんは寒ければ服を厚着したり、コートを着るかと思います。
でも顔は厚着できないですよね。マフラーなどで顔の半分ぐらいは覆えますが全体は無理です。
朝目が覚めると冬場は顔がこわばっていますね。
一日の仕事が終わり会社から駅に向かう時、電車を降り駅から家族の待つ家に帰る時などに、冷たい風が顔に当たって顔がこわばったり、また冬場になると顎周りが痛くなる、歯が痛いなど顔周りのトラブルでお悩みの方は多いと思います。
最近は表情筋ケア、表情筋リリースなどweb、メディアで
多数取り上げられています。しかし何から始めたらいいのかよくわかりませんよね。
そこで今回は普段の生活の中で表情筋ケアができる方法をお教えしたと思います。
表情筋とはなんでしょうか?表情筋とは読んで字のごとく顔周りの筋肉です。顔の目や口、鼻などを動かす役割があり、
人間の複雑な表情を作り出すため、30種類以上の筋肉があります。
またほとんどの筋肉は、骨と骨をつないでいますが、顔の筋肉は骨と皮膚につながっているため
繊細な表情を作ることができます。
表情筋は通常の生活では全体の20~30%しか使っていないと言われています。
寒い時期は血流が悪くなる為余計に使わなくなることが多いです。
人間の身体は筋膜で覆われています。人間の身体を一つのユニットとして考えると、顔の筋膜の状態が悪くなると全身に波及する可能性があります。また落ち込んでいる人は顔の表情が乏しくなるように、表情筋の活動低下は自律神経の乱れにも繋がります。
自律神経の乱れは身体全体の活動低下を意味しますので筋膜的にも自律神経的にも悪影響を及ぼします。
表情筋を効率よく働かせるにはどうしたらいいのでしょうか?顔の筋肉を効率よく動かすことが重要です。表情筋を効率よく働かせるには
・思いきり笑う事
・しっかり噛んで食事ができる事
この2つが重要です。
テレビを見て大笑いしてもいいでしょうし、お友達との楽しい会話をするでもよいでしょう。普段から笑える職場、家庭を築くことも重要です。笑うことは脳内モルヒネであるエンドルフィンを
多く放出することが科学的にも証明されています。
笑いは表情筋を活動させながら多幸感を得ることが出来て一石二鳥です。
またしっかり噛んで食事ができる事は咀嚼筋の活動
とともに表情筋の活動も活性化します。逆にしっかり噛むことができないと表情筋の活動も低下してしまいます。
咬み合わせの不具合や虫歯などでしっかり咬めない事は、表情筋をうまく使えていないと考えていいでしょう。この場合はかかりつけの歯医者さんに相談してみてください。
表情筋のケアは多種多様な方法がありますが、自然に表情筋を動かせる環境、つまり意識的に笑える場を設けること。
さらに表情筋に関係する咀嚼筋を働かせる事が出来る正しい咬み合わせや虫歯のない環境作り。この2つが重要です。大笑いして、おいしい食事を頂けるように口の中の環境作りを整えてみるのはいかがでしょうか?