神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
食事中、ガリっと堅い物を噛んだと思ったら、歯の詰め物がはずれていた…。
こんな経験をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
歯の詰め物が取れてしまう原因はさまざま。その多くは、経年による材料の劣化によるものがほとんどですが、中には数カ月~半年ぐらいで頻繁に外れてしまう…。という方もいらっしゃいます。
そこで本日は、患者さんからのご相談もあったりする、「詰め物が外れてしまう」原因と、その対策ついてお話したいと思います。
●詰め物が外れてしまう原因とその対策
原因1、 材料(主に、歯科用セメント)の劣化
被せ物や詰め物を歯と接着するために使われているセメントには、実は寿命があります。
その材料やお口の中の状態にもよりますが、一般的に保険で使用される歯科用セメントの場合、少しずつではありますが唾液によって溶かされてしまうという性質を持っているため、10年も使っているとセメントが溶けてしまい、接着力が弱まってしまいます。
この場合、単純にセメントの劣化による詰め物の脱離であれば、新しいセメントで取れた詰め物を付け治せば特に治療は必要ありません。
ですが、10年もたっていないのに詰め物が外れてしまうという事であれば他の原因も考えられますので、まずは一度歯科医師に相談してみることをおススメいたします。
◆必要な処置・治療
詰め物の詰め直し。
※取れた詰め物があれば、そのままご持参ください。状態が良ければそのまま接着をすることができます。
原因2、 詰め物の下が虫歯になっている
詰め物の精度が良くなかったことや、材料の劣化により歯と詰め物やかぶせ物の間に隙間が生じてしまうと、その隙間が生じたところから虫歯菌が入り込み、詰め物やかぶせ物の下で虫歯が繁殖してしまいます。
原因1、で挙げたセメントの劣化のケースにおいても、詰め物の下が虫歯になっていないというケースは実は稀で、大抵の場合は中が虫歯になってしまっています。
その場合は、虫歯になった部分をさらに削って新しい詰め物やかぶせ物をする必要があるのですが、虫歯の大きさによっては神経をとる処置をしなくてはいけなくなってしまうケースもあります。
詰め物やかぶせ物の精度を上げるには、しっかりとした技術と実績のある歯科医師を選ぶこと。また、保険適用の材料ではどうしても治療の精度に限界が出ていしまうため、セラミックや、奥歯であれば金などの精度や適合性に優れた材料を選択することがポイントとなります。
自費治療、というと高いと思ってしまいがちかもしれませんが、小さな詰め物(インレー)であれば、3~5万円程度でセラミックにすることもできます。
ご自身の歯の価値を考えると、決して高いとは言えないのではないでしょうか。
◆必要な処置・治療
虫歯の治療
詰め物・かぶせ物のやり直し
※精度の高い治療を受けることで再発リスクを抑えることができます。