タイトル:お子さんの歯について
神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
今日はお子さんの歯のお話です。
まず、ご自身の歯について、大人はなんとなくわかっていることも多いかと思いますが、お子さんは自分の歯のことをどのぐらい知っているでしょうか。
いったい自分の歯は何本あるのか。生えているのは子供の歯なのか大人の歯なのか。ちゃんと自分で把握している子は少ないのではないでしょうか。
丁度、小学1年生くらいで6才臼歯という大人の歯が生えてきます。
この歯は子供の歯の一番奥の歯の後ろから生えてくるので歯磨きがとっても難しい場所になります。でも、この6才臼歯は噛み合わせに重要な役割を果たしますし
食べるにしても運動をするにしても、本当に重要となる歯なんです。
そして歯のなかで最も力が強い歯なので、この歯は
” 王様の歯 ” とも呼ばれています。
ぜひ仕上げ磨きでも、この歯は念入りにしっかり磨いてほしいです。
歯磨きのポイントとして、
奥歯だけでなく、前歯の磨き方、
裏側や歯と歯茎の間のところ…磨き残してほしくないところは沢山あります。
是非定期健診で歯医者さんに訪れた時に、ハブラシの持ち方や毛先の向け方の練習を衛生士さんと一緒にして、基本的な磨き方を再度確認していただきたいと思います。
おうちで使っている歯ブラシを持ってきてもらうのもいいですね。このときハブラシの状態を衛生士さんと一緒に確認して、毛先が広がっている子には交換をすすめます!
歯医者で染め出しすることも、きっとみなさん経験あると思います!歯の染め出し。ピンク色のお薬を塗って、磨き残しがどこにあるか分かりやすく染め出し、どの場所が磨き残しやすいか知ることができます。
塗ったら、ゆすいでもらい、ピンク色に染まった部分を確認します。
どういうところが磨き残しなのか親御さんに見てもらい、
仕上げ磨きの参考にしていただくことができます。
「 歯 」というものが何なのか。
どんな役割をしていて、どうして大切なのか。ぜひお子さんとお話してみてほしいです。
仕上げ磨きは永久歯が生え揃う
12〜14才までしてあげられると理想ですが
現実は、思春期だったり生活リズムの変化で
なかなか難しいものです。
なので、まだ仕上げ磨きをさせてくれる
仕上げ磨きがしやすい時期に
歯の大切さや磨き方を本人に認識してもらい
「 自分の歯を自分で守る 」
ということが出来たらいいなと思います。