夜間の歯痛の原因と対処法について

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
突然ですが、〝歯が痛くて眠れない〟〝夜になると歯がズキズキとする〟皆さんはこのような経験はございませんか?歯が痛くて眠れないのってとっても辛いですよね…。
今回は夜間に襲ってくる歯痛の考えられる原因と対処法についてお話していきたいと思います。
①歯髄炎
主に虫歯が原因で、歯の神経に炎症が生じている状態です。
虫歯が歯の神経まで進行すると、ズキズキと脈打つような痛みを感じる場合があります。
【対処法】
痛みを感じる場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。
歯の神経をとる『抜髄』後、歯の根っこの治療『根管治療』を行います。
眠れないほどの痛みがある場合は、鎮痛剤の服用や、痛みのある歯を頬側から冷やすことも有効です。
②根尖性歯周炎
歯の根っこの先に炎症が生じている状態です。
こちらも主な原因は虫歯ですが、細菌感染により歯の神経が死んでしまっているため、歯の痛みは感じません。
しかし歯の周囲の神経や組織に痛みを感じるため、『歯周炎』と呼ばれています。
根っこの先で菌が繁殖する時に顎の骨を圧迫するような圧力で激痛を引き起こすこともあります。
【対処法】
感染した歯の根っこの中を治療する『感染根管治療』を行います。
顎の骨まで菌が広がり炎症がひどくなると、抜歯の必要性が出たり、ときに入院して骨を切除する手術をしなければならないこともあります。
こちらも痛みの応急処置としては、鎮痛剤の服用が有効ですがひどい時は鎮痛剤も効きにくいです。
③咬合性外傷
食いしばりや歯ぎしりなどが原因で歯の周囲に炎症が生じている状態です。
食いしばりや歯ぎしりは、就寝中に無意識のうちに行ってしまうことが多いため、夜に痛みが出やすくなります。
【対処法】
マウスピースを装着すると、食いしばりや歯ぎしりの力を分散させることができます。それにより一本一本にかかる負担が小さくなり、歯のすり減りや歯の破折の防止にも繋がります。
④その他
夜に歯が痛くなる原因としては、他にも『歯周病による炎症』や『親知らずの周囲の炎症』などが考えられます。
このように虫歯による痛みはもちろん、虫歯とは違った原因で痛みが起こる場合などいろいろ考えられます。
特に夜間は入浴や就寝時の姿勢により血管の膨張が起きたり副交感神経が優位になるため血管の拡張や血流の増大が起こり日中と比べて歯の痛みが生じやすいそうです。
もちろん、自己判断で終わらせず歯科医の診断、それぞれの原因にあった治療を行う必要がありますので夜間にあった痛みが朝に落ち着いていても原因解決のため受診して下さいね!

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