お口の名脇役、唾液の働きで虫歯予防!

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
お口の中のことといえば歯や歯ぐきに注目が集まりますよね。他にもお口の中には注目すべき名脇役がいます。それは、「唾液」です。唾液は汚いものだと思っていませんか?そんなことはありません!唾液にはお口の健康を守ってくれるたくさんの優れた機能があるんです。
食べ物を食べた時に、酸っぱい、甘い、しょっぱい、苦いと感じるのは、食べ物に含まれる味物質が唾液に溶け込んで舌で味を感じているからです。唾液がなくなると味がわからなくなってしまいます。歯で噛み砕かれた食べ物は、唾液と混ざり合うことで飲み込みやすい形になり、のどから胃へとスムーズに届けられます。そして、唾液は消化も助けます。食べたりしゃべったりしてもお口の中が傷つかないのも唾液が潤してくれてるおかげです。
唾液はお口の中の汚れを洗い流して歯の表面をきれいにしたり、虫歯菌の活動を弱めたり、食事や虫歯菌の出す酸で一度溶けてしまった歯を元の状態に修復して強くしてくれる働きがあります。あなが空いていない初期の虫歯であれば、唾液の力で元通りになることも!さらにフッ素を使うと最強コンビになります。
唾液が減ってしまうと様々なお口周りの変化やトラブルが見られます。あてはまるものはありませんか?
① 味覚が変わった
うるおい不足で舌が荒れていると酸っぱい物がしみることがあります。また、味を感じにくくなります。
② 飲み込みにくい
食べ物と唾液が十分に混ざらず、飲み物がないと飲み込みにくくなります。
③ 唇が歯に引っかかる
うるおい不足で唇や舌、ほっぺたがうまく動かず、しゃべりにくいことがあります。
④ 虫歯が急に増えた
虫歯になりかけた歯を修復する作用が働かないため、虫歯が増えます。また、口の渇きを潤すために飴をよくなめるようになったり、ジュースを飲んで虫歯が増えることもあります。
⑤ 口内炎ができやすい
潤い不足で歯と粘膜が擦れてしまったり、汚れが流れず抗菌効果も働かないため口内炎ができやすくなります。
⑥ 口臭がきつくなった
細菌の活動を抑える抗菌作用や汚れを洗い流す作用が働かないため、口臭が強くなります。
唾液は美味しく食事をする手助けをしたり、私たちの歯を虫歯からから守ってくれる大切な役割持っています。そんな唾液をたくさん出すためにはどうすればよいのでしょう?
① よく噛んで食べましょう
よく噛むと唾液がたくさん出てきます。
② 水分をとりましょう
お口の中が乾かないようにお茶やお水など糖分が入っていない飲み物を飲みましょう。
③ シュガーレスガムを噛む
ガムを噛むことで、唾液がたくさん出ます。キシリトールガムのように糖分の入っていないものを選びましょう。
1日の中でも特に気を付けて歯磨きをするべきタイミングは夜寝る前。寝てる間は唾液の量が減り、虫歯のバイ菌が活発に活動できる状態です。寝る前の歯磨きをサボると虫歯になるリスクが上がってしまいます。朝起きて口の中がネバネバしたり、息が臭く感じるのも寝ている間に唾液の量が減るからなんです。
あまり知られていない唾液の役割。実はお口の中の健康を守る強い味方であること、おわかりいただけましたか?唾液が減ると様々な変化が現れます。気になることがあればロコクリにチェックしにきてくださいね。

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