お口のエイジングサインについて知ってますか?②

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
前回に引き続きお口のエイジングサインのお話です。
②歯茎の色が黒ずんできた
ふと鏡を見たときに「昔はもっと歯茎が白かった気がする」なんて思ったことはありませんか?年齢を重ねて歯茎の色が気になってきたという声も、多く聞かれるのではないでしょうか。その要因としては、以下のようなものが挙げられます。
• タバコを吸うことで色素沈着を起こしている
• 詰め物の金属が溶け出している
• 寝不足、運動不足、ストレスなどで血行不良を起こしている
• 歯周病が進行している
このように歯茎の変色にはさまざまな原因があり、必ずしも年齢を重ねることによって歯茎が黒ずむわけではないものの、やはり加齢によるリスクは非常に高くなります。対策は原因によって異なりますが、有効な手段として歯茎ブリーチが挙げられます。歯茎ブリーチは、専用の薬剤を歯茎に塗布して、歯茎の表面の皮膚を生まれ変わらせる施術です。黒ずんでいた皮膚がはがれて、きれいなピンク色の皮膚が現れます。また、レーザーを照射するクリーニングでも、歯茎の黒ずみを解消できます。レーザーでメラニン色素を除去し、明るく美しい歯茎を作るのです。レーザー照射と聞くと、痛みを伴う手術を想像する方もいると思いますが、実際はほとんど痛みを感じません。ただし、金属の詰め物が原因で歯茎が黒ずんでいる場合は、残念ながら歯茎ブリーチやレーザークリーニングでは改善できません。黒ずみの原因となっている詰め物をなるべく早く交換し、それ以上歯茎が黒くならないようにしてください。少しでも気になってきたら、早めに歯科医院で相談することをおすすめします。なお、「将来、歯茎が黒ずむのは嫌」という方は、セラミックなどの金属が使われていない詰め物を選べば安心です。

③歯の黄ばみが気になりだした
歯茎と同様に気になるのが、歯の黄ばみです。歯全体の白さのトーンが落ちて、口元が暗い印象になってしまいます。そんな歯の黄ばみは、おもに何が原因で起こるのでしょうか?それは「加齢による歯の変色」と「着色汚れの蓄積」です。歯の変色は、加齢に伴ってどうしても起きてしまう現象です。加齢によって、エナメル質の下にある象牙質という層が黄ばんだ色に変色してきます。歯の表面を覆うエナメル質は透過性が高いため、下の象牙質が変色することで口元の見た目も黄ばんで見えてしまうのです。そして、着色汚れの蓄積は、コーヒーやワイン、チョコレート、タバコなど、着色汚れがつきやすい食材や嗜好品を長年口にすることで起こります。こちらは、年齢を問わず起こる現象ですが、歯科医院でクリーニングをしていない場合、その年数が長いほど着色汚れの程度はひどくなりますので、加齢が関係するケースもあります。有効な対策は、PMTC(クリーニング)やホワイトニングを受けること。着色汚れが原因で黄ばんでいるならPMTCを、歯の変色が原因ならホワイトニングを選択しましょう。
なお、ホワイトニングしたいと考えているときに虫歯治療をすると、周囲の歯の色とあわせた黄色みのある詰め物で施術されてしまう場合があります。将来的にホワイトニングした際、周囲の白さとあわなくなってしまうため、ホワイトニングする予定があるときは、その旨を治療時に伝えておきましょう。

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