神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
今回も歯がしみる場合に治療は必要なのか、そして歯がしみる原因について引き続きお話していきます。
歯がしみる原因としてのお話の続きです。
⑤虫歯治療後
虫歯がある程度の深さであった場合、歯を削ることで歯の神経に刺激が伝わることで、削った後しばらく温度刺激でしみやすくなります。しかし、ほとんどの場合日にちがたつにつれて軽快し、その後は元に戻ります。
⑥酸蝕症
虫歯でなくても、酸性食品をよく食べていると、歯の表面が酸で溶かされ、知覚過敏の症状を引き起こすことがあります。逆流性食道炎による胃酸の逆流で起こることもあります。
⑦ホワイトニング
ホワイトニングを行った後、ホワイトニング薬剤の刺激により、主に冷たいものでしみやすくなりますが、一時的なもので、のちにしみなくなってきます。
歯がしみる場合の治療法はどのようなものでしょうか。
虫歯や歯周病の場合は、まずは治療が必要です。歯ぎしりが原因で歯の根元がくびれてしみている場合、くびれ部分を樹脂によって埋めてしまう治療により、しみる症状は改善されます。ですが、歯ぎしり自体が残っている場合、また力がかかることにより、詰めたものがいずれ取れてしまいますので、就寝時に歯ぎしりによる力を歯にかけないようにするマウスピースをつけるとよいでしょう。
歯に亀裂が入っている場合、それ以上亀裂が深部に行かないように「その部分に力をかけすぎない」「眠っている間にマウスピースをつける」などの、力のコントロールが必要になります。ただし、しみる症状が重度の場合には神経を取る処置が必要になることもあります。
虫歯治療後やホワイトニング後の一過性の症状の場合は時間とともに落ち着いてくることがほとんどなので、なるべく刺激を与えないように安静にすることで症状の軽快を待ちます。
酸蝕症の場合は、症状がひどい場合にはセラミックをかぶせるなどの処置も可能です。また、酸性食品を取りすぎないように食生活を見直す必要があります。逆流性食道炎が背景にある場合にはその治療が必要です。
歯がしみるという症状は、年齢によって歯茎が下がることにより誰にでも起こりうることです。しかし、日頃のブラッシング時に力を入れすぎないように注意するだけで、なるべく回避することも可能です。また、上でご紹介したように、根本的に歯をダメにするような問題がある場合にはきちんと治療をする必要がありますが、そうでないのに歯がしみる場合には、知覚過敏の症状を抑える治療を歯医者さんで受けるか、知覚過敏用の歯磨き粉を使うことで症状を改善することができますので、試してみることをおすすめします。気になられた方はロコクリまでお気軽にご相談くださいね!