歯ごたえや歯ざわりってどうやって感じるの?

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
梅雨ももうすぐあけそうですね!暑い日が続くと、食欲がどうしても無くなってしまうので、ツルンっとしたゼリーや麺類を食べる事が増えました。みなさんはどうですか?
麺類といえば、さぬきうどんをはじめ、麺類のおいしさは麺のこしにあるといわれています。では、どうやって、私たちはそんな歯ごたえというものを感じているのでしょう。
食べ物のおいしさを味わうとき、味を区別するのは味覚という感覚ですが、歯ざわりというのもなかなか大切なものです。宇宙飛行士の食事も、最初はチューブに入ったペースト状にものでしたが、今は形のあるものに変わったというのはご存知でしょうか。これは、柔らかくてかむ必要のない歯ごたえのない食事では、食べた気がしないからでしょう。
歯ざわりとか歯ごたえという感覚は、歯の感覚と、咀嚼筋(かむための筋肉)の感覚から成り立っていると考えられています。
まず、この場合の歯の感覚とは、むし歯になったとき、痛く感じる感覚とはまた別のものです。そして、歯の感覚は、歯の表面のエナメル質で感じるのではなく、歯の根の周りをおおっている歯根膜の、圧力を感じるセンサーで感じます。
また、咀嚼筋の感覚とは、顎を動かす筋肉の中にあるセンサー(筋紡錘)が感じる感覚のことです。筋肉の感覚はたいへん敏感です。例えば階段を上っていて、高さの不ぞろいなところがあれば、目でみてもわかりにくいわずかな段差でも、すぐに歩く感じでわかりますね。それは足の筋肉の感覚が働いたからなのです。
うどんが歯に当たったことは、歯根膜のセンサーが知覚し、そのときの咀嚼筋にかかる力を、筋肉のセンサーで知覚します。それらの情報が大脳のコンピューターで総合的に判断されて、うどんのこしがわかると考えられています。
では全部歯がなくなった総入れ歯の人の場合はどうなるのでしょうか。この場合、入れ歯を支える歯肉のセンサーが、歯根膜のセンサーの代わりをすると考えられていますが、感度がそうとう悪くなるようです。
さぬきうどんをはじめ、食べ物のおいしさは、やはり歯が健康でなければわかりにくいのではないでしょうか。歯触りや歯ごたえを感じるだけでも
沢山の筋肉や脳を使うというのがわかりましたね。
これからはみなさんも少し意識して食べてみてくださいね♪

おすすめ記事

  1. 食事の時の正しい姿勢のお話
  2. 歯磨きの頻度はどうしていますか?
  3. ホワイトスポットって何?②
  4. 5/3の日曜のみ、お休みを頂いております。
  5. 乳酸菌のお話②
  6. 歯ぎしりのトラブル
  7. 岡本歯科ロコクリニックの語るキシリトールのすごい話
  8. あの歯型のピンクの材料の正体はなんでしょう!?

関連記事

  1. 歯石取りに歯医者さんへ行こう!!③
  2. 食後すぐに歯磨きしてはいけないの?に対するロコクリの答え
  3. 妊娠中こそ口腔ケアを!つわりがツライときには歯磨きで乗り切りまし…
  4. 疲労回復のススメ!①
  5. 歯磨きをしているのにむし歯になるのはなぜだろう?
  6. 無呼吸症候群になっていませんか?
  7. 岡本、摂津本山の皆様、『リカルデント』知ってますか?
  8. 虫歯予防になる食べ物や飲み物①
医療法人社団 咲生会
岡本歯科ロコクリニック


〒658-0072
神戸市東灘区岡本1丁目8-2
アーベイン岡本3階
・阪急 岡本駅より徒歩2分
・JR摂津本山駅より徒歩2分
 
TEL:078-224-5372 / FAX:078-224-5373
> 個人情報保護方針
 

最近の記事

PAGE TOP