神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
皆さんは、自分の「舌の表面」を見た事がありますか?鏡で見ると、舌に苔が生えているように見えます。どうしてそのように見えるのか?取った方がよいのか?今回は舌に関する疑問にお答えします。
鏡で見ると、舌の中央部が苔が生えているように見えませんか?
正確には、苔ではなく舌の表面に存在している先の尖った「糸状乳頭」と呼ばれる突起です。その先端が2~3本に枝分かれすることもあり、苔のように見えています。苔に見えるほど細かくなっているのは、物をなめるときに役に立つと考えられているからです。正式な名前は、舌に生えた苔のように見えるため、「舌苔(ゼッタイ)」と呼ばれています。
舌は古来から東洋医学などで、全身の健康状態を診断する重要なポイントの1つとされています。これらは「舌診」と呼ばれ、舌の全体の形や色つや、そして舌苔の状態、舌の裏の血管の状態などを総合的に観察して、健康状態を把握するというものです。特に上部消化器官との関連が深いと言われています。ちなみに正常の状態では、薄く白い苔のように見えます。
舌苔の変化で概ね次のようなことがわかるとされています。