神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
今回も引き続き、どうすれば歯を白くすることができるのかについてもお話していきたいと思います。
例えば、日焼けをすると、歯の色は白く見えるようになります。屋外スポーツや屋外での作業を日常的に行っている人の歯が白く見えるのは、このコントラストによる効果なのです。また、ノーメイクだと歯が黄ばんで見えても、口紅を濃い赤色に塗ると歯が急に白くなったかのような印象になります。皮膚の色とあまり変わらないベージュ系の口紅を塗ったときは、濃い赤に比べると歯は黄ばんで見えるでしょう。
先天的な歯の色は、エナメル質の色や厚さ、皮膚の色によって決まります。ですが、歯は習慣によっても変色しますので、子どものときは白くキレイな歯だった人が、徐々に黄ばんだ歯になることもあるのです。歯の色を変えてしまう4つの要因を見ていきましょう。
①食べ物による色素沈着
色素が強く、エナメル質に沈着しやすい食べ物を日常的に食べることで、歯の色が黄ばんでしまうことがあります。その中でもタンニンと呼ばれる成分には注意が必要です。タンニンはカルシウムと結合しやすいという特徴がありますので、カルシウム成分でできている歯の表面につきやすく、簡単には落ちません。
このタンニンが多く含まれる飲み物には、コーヒーや紅茶、緑茶、ウーロン茶などがあります。赤ワインもタンニンが多く含まれますので、日常的に飲むと歯の色が変色してしまうこともあるでしょう。また、タンニンが含まれる食べ物以外にも、要注意のものはいくつかあります。色素自体が強いために、少量歯についても黄ばんだり黒ずんだりする印象を与えるトマトソースやカレー、ブドウ、ブルーベリーなどです。色素がそのまま歯のエナメル質の溝に沈着しないよう、食後は丁寧に歯を磨いてくださいね。
②タバコによる色素沈着
タバコのヤニも、歯につくと落ちにくい物質です。日常的にタバコを吸うと、歯だけでなく歯茎にもヤニがついてしまい、黒みがかった黄色に変色してしまいます。
③加齢による歯の色の変化
エナメル質は加齢とともに徐々に薄くなっていきます。そのため、若いときと比べると象牙質の色がくっきりと見えるようになり、黄ばんでしまうことになります。
また、象牙質の色も、加齢によって変化します。元々黄色っぽい色ですが、年齢を加えることで黄味が強くなってしまうのです。そのため、歯は一層黄色く見えることになるでしょう。