神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
咬み合わせの悪さによって猫背になりさらに猫背が首周りの筋肉を硬くして、自律神経の乱れに結びつくと言われているのですが、ご存知の方はいらっしゃるでしょうか。
確かに咬み合わせの悪さから猫背になり、より顎周囲の筋肉に負担がかかり顎関節症になる方はおられますので、この様な方は咬み合わせの改善で症状の軽減が見られると思います。
しかし、必ずしも咬み合わせが悪い=猫背というわけではありません。もともと不良姿勢(猫背)の方は首、顎周りの筋肉が硬くなっており顎の開閉に無理がかかりやすいと言えます。
つまり、姿勢の悪い人は顎関節症になりやすいともいえるでしょう。逆に言えば姿勢を気を付けることで顎関節症の改善も期待できるという事です。
姿勢のチェック法はどんなものでしょうか。
姿勢と一言で言っても立ち姿勢、座り姿勢など多岐にわたりますが、長時間同じ姿勢を取るのは仕事をする、テレビを見るなど圧倒的に座り姿勢ではないでしょうか?また立っている時より座っているほうが、姿勢の悪さを自覚しやすいものです。座り姿勢を正しいものにすればそれだけ体にかかる負担を、軽減できます。
では、典型的な悪い姿勢を見てみましょう。
まず、悪い姿勢はどうでしょうか。
悪い姿勢は一目瞭然です。
①骨盤が後ろに倒れて
②背中が丸まり
③顎が前に出て頸が伸びきる。
完全に悪い姿勢ですね。
逆に、良い姿勢はどうでしょう?
①骨盤を起こして
②背中は反り過ぎず丸まり過ぎず
③顎は軽くひく感じで
この様に座るのが良いと思います。
一つ間違えやすいのは良い姿勢は頑張って胸を張る、反らす事ではないという事です。
良い姿勢は頑張って保つものだという感覚の方が多い様です。仕事中、ご自宅で体が丸まってきたなあと感じたら骨盤を起こす感じを持って座り方を見返してください。決してしんどい姿勢がよい訳ではありませんので、骨盤を起こして腰、背中がきつくない位置を探していただくとよいと思います。
顎関節症は姿勢が大きく影響しています。顎関節症の症状をお持ちの方は、この機会に一度姿勢を見直すことも必要かもしれません。もちろん歯の形状による咬み合わせの不正も関係しますので、かかりつけの歯科医院の先生に相談するのもお忘れなくです。気になられた方はロコクリにお気軽にお問合せくださいね!