タイトル:食生活でお子様の虫歯予防♪
神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
みなさん、お子様のお口のケアで苦労されていませんか?もしくはご自身のお子様時代にムシ歯で苦労した記憶がある方も多いのではないでしょうか。
今回は、お子様の乳歯のムシ歯を食生活の面からどうケアしていくかのお話です。
お子様の食事というと、大人よりも重要な“おやつ”。
栄養補給の側面もありますが、おやつを食べるとムシ歯も心配ですよね。ムシ歯菌は糖分をエサに酸とネバネバ歯垢のもとを作り出します。この酸が歯を溶かす原因なんです。
乳歯のムシ歯を作らないようにするポイントは3つあるのですが、ご存知でしょうか?
正解はこちらです!
①間食の時間を決める
②時間をかけてダラダラ食べない
③キシリトールを上手に活用する
ムシ歯の原因は酸なのですが、口の中が酸性の状態がずっと続くことで歯が溶けていきます。
普通だと口の中は中性です。食事をすると、お口の中が酸性に傾きますが、唾液の性質で時間とともに中性に戻っていきます。
しかし、お食事の直後にデザート、そしてジュースを飲んで、おやつ、そしてまたジュース、また食事・・・と続いていくと、中性に戻る間がなく、常に歯が溶けていく一方になってしまいます。
食事と間食の間はあいていても、好きな食べ物や飲み物をずっと口に入れたまま味わっている、というような場合も同様です。ダラダラ食べないようにして、食事やおやつのあとはしっかり歯磨きをしてメリハリをつけるようにしましょう。
あとは、最近ガムなどでよく聞くキシリトール。
このキシリトールが、どうしてムシ歯にいいいのかをご存知ない方も多いかと思います。
実はキシリトールは、ムシ歯菌がエネルギーに出来ない栄養素で、キシリトールを食べ続けたムシ歯菌は酸を作る能力が下がったり、ムシ歯菌自体の数を減らすことができるとも言われています。つまり、お口の中の環境自体を変えてしまおうというのがキシリトールなんです。
タブレットやグミ、チョコなんかでもキシリトール100%のものがありますので、アメやソフトキャンディなどを食べたいタイミングであげるといいでしょう。ここでの大事なポイントは、キシリトール100%であること。ムシ歯菌が栄養としてとりこめる他の糖分が入っていると効果が薄れてしまいますのでご注意ください。
ムシ歯は、お子様の歯が生えてから3年が特になりやすいと言われています。それを越えてしまえば歯の質がかたまるため、不養生さえしなければムシ歯の心配はだいぶ軽減されます。お子様のムシ歯はのちのち大人の歯並びにも影響することがあります。
生え替わるからいいじゃない、では済まないのが子供のムシ歯です。
お子様が自分で気づくことも難しいですよね。なので、周囲の大人がみんなで気をつけてあげることが大切です。毎日の仕上げ磨きの際も、よく見てあげてくださいね。