歯茎から出血!6つの原因とすぐ試せる3つのケア③

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
今回も引き続き歯茎から出血があった時のお話です。
歯茎からの出血があった場合の殆どの原因が歯周病です。あなたの大切な歯を失ったり、命に係わる病気に直接つながる、歯周病を進行させないためには、いったいどうしたらいいのでしょうか?
それには歯科医院での検査と治療が重要になります。
それでは、歯科医院ではどんな検査があるのでしょうか。
まず歯周検査です。これはご存知の方も多いかと思います。問診、歯周ポケットの深さ、歯垢のチェック、噛み合わせの検査、X線撮影などを行います。
そして、唾液検査。唾液には、食べ物の消化を助けるだけではなく、虫歯や歯周病からお口の中を守る、大切な役目があります。まずは、唾液の量を測ったり、唾液の中和力、歯周病菌の量、常在菌の有無も調べることができます。こちらは専用の液体で少しお口の中をゆすいでいただくだけで簡単に検査ができるんですよ。
また、歯科医院での歯周病の治療はどんなものでしょうか。
まず、検査により歯周病であると診断された場合には、歯周病の原因となる歯垢や歯石を取り除きます。治療期間中には、ブラッシング指導(TBI)を受け、正しい歯の磨き方や、ホームケアで使用する口腔ケアの道具の選択も教わります。その後再び歯周検査を行い効果の確認をします。通院の間隔にもよりますが、治療は約一か月程度になります。
また、歯肉に膿や出血を伴う場合は、排膿を行い、炎症を抑える投薬も行うことがあります。
症状によって、歯周ポケットの深い部分の歯石を除去する、ルートプレーニングを行います。それでも除去できない歯石が歯根に残っている場合には、外科的な手術で除去し、歯槽骨の整形や、歯肉の再生をします。
最近では、歯周外科治療時に、レーザーを応用し、歯肉の形態修正やメラニン色素除去を目指した、痛みの少ない治療法も期待されています。

治療後も、定期的な検査メンテナンスが必要となりますので、約2か月~長くて1年の治療期間が必要となります。
特にこれといった自覚症状がなくても、いつの間にか進行してしまう歯周病。
歯茎の出血や、お口の変化を見逃さす、気になることがあれば、早めに歯科医院に相談しましょう。お口の中にトラブルがなくても定期健診にきちんと行くことも大切ですね。気になられたかたはロコクリまでお気軽にご相談くださいね!

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