タイトル:朝のハミガキのタイミング②
神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
削るときの痛みを無くすための麻酔が痛くないように配慮し、ほぼ無痛での治療を実践しています。
さて前回、朝の歯磨きのタイミングは、起床後すぐにというお話をしました。
口の中に溜まった菌を効果的に落とすにはとても有効な方法ですので、みなさん是非日々の習慣にしていただければと思います。
今回は歯磨きのタイミングだけでなく「丁寧なブラッシング」についてもお伝えします。
適当に済ませたブラッシングでは歯垢などがしっかり落とされず、虫歯になる危険性が高くなってしまいます。
また、せっかくブラッシングしても磨き方に癖がある場合は、同じ個所が磨けていないことがあります。
それでは、毎日ブラッシングしていても意味がなくなってしまいます。
つまり、回数多く歯磨きをしているからと言って、歯がきちんと磨けているとは限らないのです。
丁寧なブラッシングとは、歯を1本1本確認しながら磨くことです。
できれば、鏡を見ながら歯を磨いてみましょう。
鏡を見て行うことで、歯の表面だけでなく歯と歯の間、歯と歯茎の間、奥歯の溝、奥歯の後ろなど、磨き残しがないか確認しやすくなります。歯に歯ブラシがちゃんと届いているかよく確認してください。
歯並びが悪い場合は、重なった部分の歯に注意する必要があるでしょう。歯ブラシだけでなくフロスを使うこともいい方法です。
「歯磨きを丁寧に」と言うと、歯磨きにかける時間を長くしてしまう方がいます。
しかし、歯磨きは長い時間磨けば決して良いわけではありません。
1本1本丁寧に磨けていれば、長い時間かけて磨く必要はないのです。
歯全体を丁寧に磨く時間は、「最低でも3分」は必要だと言われています。
1本の歯はできれば10~20回ほど磨くことを目標にしてみてください。
意外と短時間で済むことが実感できるはずです。
ただダラダラと磨いている場合は、同じ個所ばかり磨いている可能性があります。
同じ個所ばかり磨くことは、歯を傷つけることにもなります。
歯は強いとは言うものの、長時間のブラッシングは歯を傷つけてしまうこともあるのです。
また、歯磨きをしている方の中には、何かしながらのながら磨きをしている方もいるでしょう。
しかし、ながら磨きでは気持ちが歯以外のところに向いているので、歯が綺麗に磨けるはずはありません。
朝の歯磨きのタイミングは起床後ですので、目覚ましも兼ねて鏡の前に立ち、自分の歯ときちんと向き合ってみてください。
歯を健康に維持したい場合、日々のケアは大事です。
朝は起床後に、夜は夕食が終わった30分後くらいのタイミングでの歯磨きがおすすめです。
丁寧なブラッシングを心掛けると共に、最低3分は磨くことを念頭に置き、磨きすぎにも注意しなければなりません。
そしてこれらのケアを行いながら、歯科医院での定期的な診察を受けていただければと思います。
虫歯ができやすかったり、歯ブラシの使い方が上手くないと自覚したりしているのであれば、衛生士のブラッシング指導を受けることをおすすめします。
ブラッシング後に染めだし液を歯につけて磨き残しを確認したり、自分に合った歯ブラシの提案などをさせていただけるのです。
歯間フロスや歯間ブラシの選び方も、どのようなものが良いのかご案内もできます。
丁寧なブラッシングと歯磨きにかける時間に注意しながら、定期的なロコクリでの診察によって、歯を健康に保っていきましょう。