口腔機能と健康寿命(PPK)にもたらす影響について

こんにちは!

岡本歯科ロコクリニック院長の池澤です!

 

今日は、『口腔機能と健康寿命について』書きたいと思います(^ ^)

 

歯科治療が健康寿命にどう関わってくるのかなんですが、ここでまず『平均寿命と健康寿命の違い』について書きますね!

平均寿命は亡くなるまでの寿命で、

健康寿命は健康でいられる状態の寿命の長さ

のことです。

 

寝たきりにならずにいつまでいられるかというのが健康寿命の長さということになります。

 

では、歯科治療がこれにどう関わるかなんですが、

 

歯科治療は今まで被せをしたり、詰め物をしたり、入れ歯を作って形態が回復したら終わることが多かったと思います。

しかも食べるための咀嚼機能も客観的に評価されずに終わっており、それが本当に健康や長寿に役立っているかどうかの成果も確認していませんでした。

そこに命や健康を守る医科との差があると思います。

 

しかし、本当は咀嚼(ちゃんと噛んで食べること)は、長寿に深い関係があると言われています。

 

まだまだ現状としては、歯科医院で歯の治療をしてもらい、咀嚼機能が回復したとしても、担当医や歯科衛生士さんから口の中と全身の健康についての説明はまずないでしょう。

もし、あったとしてもちゃんと栄養の勉強をした方に指導してもらわないと、何をどれぐらい食べたらいいかもわかりませんよね?

 

これには個人差があるので、その人が何をどれくらい食べてるかを調べ、どの栄養素が足りてないかを知り、それに加えて咀嚼能力の検査も行い、

「こういった食品を食べるようにしましょう」

と、個人に合わせて指導することが大事になります。

 

そこまでしないと、健康寿命には繋がりにくいと言われます。

歯を守ることは大事ですが、それによって得られる咀嚼機能の回復と、食べる必要のある栄養の話ができて全身の医療に貢献できるようになります。

 

こういったことからもわかるように、歯科医療はそれだけで完結されるのではなく、目標を全身の健康や生活の質を高めることにすることで大きな効果があるのです!

 

また、認知症は現在世界的な問題です。

ちなみに、最新の研究でわかってきたこととして、奥歯があると認知症を3割ぐらい減らせるかもしれないということがわかっています。

現在、日本では認知症にかかる医療費は年間14兆円と言われています!

すごい金額ですよね!!

これを3割減らせると約4兆円になります!

これでもすごいことです!

ちなみに、歯科医療費は年間に全て合わせて約3兆円弱なので、上の減らせるかもしれない金額よりもはるかに低いのです。

たったこれだけの歯科医療費で、医科の医療費が減らさられたら国としても大助かりです!

 

こういったことをもっと発信して、きちんとした歯科治療を日本中で受けられるような世の中に早くなればいいなと思っています!

 

今日はこの辺で終わりにします(^ ^)

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