1時間の治療時間を取るポリシー

岡本歯科ロコクリニックでは、基本的にすべてのアポイントを1時間でお取りするようにしています。

普通の歯科医院は予約時間が短いです。1人当たり10分のところや15分、20分、長くて30分ぐらいだと思います。ただ、それにはいろんな理由があります。実際、私が勤務していたところも基本的に30分のアポイントでした。

1回の治療内容を少なくして、皆さんの治療に対するストレスを少しでも減らすことが一番の目的だと考えている医院さんが多いからだと思います。他にもいろいろ理由はあるでしょう。ただ、その短い時間ではほとんど時間がないので、処置だけで終わってしまうことが多いです。皆さんの悩みや不安、治療に対する思いなどを聞く時間はなかなか取れないのが実情です。

私たちは、そういう流れを断ち切りたいと考えています。同じ材料で虫歯の治療をするにしても、皆さんの抱えている問題の本質をこちらが把握していないと、それなりには解決しますが本当の意味での解決は難しいと思います。

そのため、皆さんとたくさんコミュニケーションを取りたいので、短い時間ではダメなのです。しっかりと予約の時間を取って、少しでもお話しを聞いて寄り添いたいと考えています。また、こちら側からアドバイスをするにしても、時間がないとある程度の話しかできません。また、皆さんが理解したり、納得したかの確認も出来ないまま終わってしまうこともあると思います。それでは、本当の意味での満足感は得にくいのではないでしょうか?そういう歯医者の慣習を変えていきたいと思っています。

また、岡本歯科ロコクリニックでは『ほぼ無痛』の治療を目指しています。当然、完全無痛を目指していますので、15時以降はその研修などもスタッフと行っています。少しでも皆さんに快適に治療を受けて頂き、歯医者は痛い、怖いというイメージを変えていきたいのです。早めに来てもらっていたら、残せたものが手遅れになると取り返しのつかないことになるからです。ただ、痛みというのは主観でしか判定できないので、完全無痛は難しいのは事実です。それでもできるだけそこに近付けるために、『ほぼ無痛』を追求しています。

それを実現するために重要となるのが麻酔です。これをしっかり効かせることが非常に重要になります。では、麻酔を効かせるためには何が最も大事なのでしょう。それは時間です。麻酔は組織に浸潤して効くので、粘膜や骨に浸透していく時間がどうしても必要になります。しかし、治療の予約時間が短いと麻酔がしっかり効く前に治療を始めなければなりません。次の患者さんが控えているからです。そうなると、ある程度は効いているかもしれませんが、きちんと効いているか微妙な状態での治療となるので、我慢をしてもらいながらの治療となるケースが考えられます。そんなことが多いから、歯医者は痛いというイメージが定着しているとも思っています。そういった流れを変えるためにも、私たちは麻酔をしっかり効かせてから治療をしたいのです。その観点からも治療の予約を1時間に設定しています。

また、これもよく聞くのですが、『なんであんなに何回も行かないといけないの?』、『いつ終わるの?』という内容です。このような話は本当によく聞きます。せっかく予約をしても、ちょっと治療したら終わりで何回も来ないといけない、虫歯も何本あるかわからないから、いつ全体の治療が終わるかわからない、なども同じようなものですね。私も同じ意見です。他の医者でこんなに何回も通うことなんて、めったにないのに歯医者では当たり前です。これにはいくつか理由があります。
まず1つ目の理由がどうやっても一回で終わらない治療というものがあります。歯型を採って、次のときに詰め物や被せを作る場合などがこれに当たります。

そして2つ目の理由が、患者さんの症状の経過によって、次に進むことができる治療があるということです。痛みが取れるまでは消毒を繰り返しながら様子をみていき、症状が消えたタイミングで被せをするような場合です。これも患者さんの症状次第なので、回数が読めません。そのため、先生もあと何回かかるかを把握できていないケースです。

3つ目の理由としては、1回当たりの治療時間が短いので一気に進められないというものです。3本の虫歯があったときに、1本ずつ3回で治すのと、3本を1回で治すのとでは、通う回数にも治療が終わるまでのスピードにも差が出るのは当たり前です。

こういった理由から通院回数が増えたりすることが多いのですが、そもそも歯医者にはあまり何回も行きたくないですよね。実は、アポイントを1時間にするだけでこの中のいくつかの原因を無くすことができるのです。ここでも1時間という枠が生きてきます。

また、皆さんからしたら、30分のアポイントでも、1時間のアポイントでもそんなに拘束時間に差がでないと感じるのではないでしょうか。待ち時間が多いところであれば、なおさらでしょう。しかも待ち時間の多いところは何時に終わるか読めないから、その後の予定も入れにくい。そんなのが1か月に何回もあるって苦痛だったりもします。1時間アポなら、まず時間通りに終わるし、回数も少ないからいろんな予定も組みやすいというメリットもあるのです。

そして、皆さんにとってもう一つ大事なメリットもあります。20分などの短い予約時間の場合、もし渋滞にはまったり、電車が遅れていたり、用事が長引いたりすると5~10分遅れることもあります。そうなると医院によっては、アポイントを取り直しさせられる場合があります。せっかく行ったのにも関わらずです。でも、次の予約の人もいるので仕方ない部分もあります。ところが1時間アポにすると、予定外のことが起こって15分遅れてきても十分治療時間があるので治療することが出来ます。

このようにいくつものメリットがあるので、私たちは基本的に1時間のアポイントを確保するようにしています。

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