妊娠中こそ口腔ケアを!つわりがツライときには歯磨きで乗り切りましょう!!②

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
前回の続きのお話です。
歯磨き以外のセルフケアについてもお話したいと思います。
歯ブラシを変えても、歯磨き粉なしでも、歯磨きができないというほどつわりが酷いときは、食後のうがいやキシリトールのガムでセルフケアに努めてください。また飲み物を殺菌作用のある緑茶に変えるのも効果的です。そして妊娠中の食事も、歯のケアと密接に関わっています。妊娠初期から、赤ちゃんの歯の元となる歯胚(しはい)が形成されます。つまり妊娠四ヵ月目 ごろには、永久歯の歯胚がつくられるということです。健康な赤ちゃんの歯をつくるためにも、妊婦さんは、タンパク質やカルシウム・リン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンDなどの必要な栄養素を食事でしっかり摂るようにすることが大切です。肉や魚、野菜や果物などバランスよく色んなものを食べるようにしましょう。そして、おやつには、甘いお菓子より小さなおにぎりや小魚、フルーツなどがおすすめです。歯磨きはもちろんのこと、バランスのよい食生活も大切なセルフケアなのです。
歯のケアで妊婦さんが気を付けたいことはどんなことでしょうか。
つわりが治まり一安心と思いきや、妊娠後期になると次は腰に負担がかかってきます。徐々におなかが大きくなってくることによる身体へ の負担は避けられません。私も出産を経験していますが、歯磨きをしているときも無意識にそうなってしまうだけでなく、お腹が大きい分、洗面所の鏡が遠のき、鏡でしっかりと歯を磨けているか確認するのも難しくなります。そこで、妊婦さんにおすすめしたいのは、椅子に座って手鏡を持ちながらの歯磨きです。無理な姿勢で歯磨きをしてもきちんと磨くのは難しいですから、自分の楽な姿勢で、かつ鏡できちんと確認できることが一番の方法です。椅子に座るとき、背中にクッションをあてるとさらに楽になりますよ。妊娠中は、身体の様子が次々と変化し、口内環境も悪くなりがちです。毎日できる限りのセルフケアをしながら、定期的に歯科医院にも通って、歯のケアをバッチリにしましょう。出産すると、育児で忙しくなり、なかなか歯医者さんに通院できなくなるので、出産前にも歯のケアをきちんとしておきたいもの。妊婦さんの健康は、おなかにいる赤ちゃんの健康にもつながります。赤ちゃんに会える日を心待ちにしながら、できる限りのセルフケアをしてくださいね。

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