ファーストフードを食べた後はしっかりお口のケアを!

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
ファストフードばかり食べていると体に良くない。それは多くの人の共通認識ではないでしょうか。もちろんファストフードにもさまざまなメニューがあり、全てが体に悪いというわけではありません。しかし、ファストフードばかりを食べ続けると、どうしても油脂や糖分・塩分過剰になりやすく、栄養が偏りやすいという問題点が挙げられます。さらに、ファストフードの多食は虫歯の原因にもなりやすいとされていて、その具体的な理由が4つ挙げられています。

①炭水化物や糖分の摂り過ぎ
昔から「甘い物を食べると虫歯になる」とよく言われます。その理由は、食事後に口腔内に残った糖分が菌の栄養源と なり、口腔内に多数生息する虫歯の原因菌が糖分を酸に変えてしまうからです。そして、その酸によって歯が侵され、穴があいてしまった状態を「虫歯」といいます。また、ご飯やパン、パスタなどの炭水化物も口腔内の酵素(アミラーゼ)によって糖に変化していきますから、やはり菌の栄養源となり、虫歯の原因になります。ファストフードの食材の中心はパン・パスタ・ご飯などの炭水化物で、これらは甘みの強いドリンクやデザートと一緒に食べられることが多いと思います。このため、虫歯の原因となりやすいようです。

②唾液不足で歯が再石灰化できない
ファストフードは、あまり噛まずに飲み込める柔らかいメニューが中心です。そのため忙しく時間がないときでもパパッと空腹を満たせるというメリットがある反面、ファストフードばかりを食べていると、あまり噛まずに短時間で食事をしてしまうという好ましくない食習慣が身についてしまう可能性もあります。食べ物をよく噛まずに短時間で飲み込んでしまう習慣がつくと、食べ物を消化するために必要な唾液が十分分泌されません。

唾液が分泌されるメカニズムについて説明しましょう。

まず、食べ物を見て、臭いを かぐと、条件反射で唾液の分泌が始まります。
そして食べ物が口に入ると、舌の粘膜が刺激(味覚)を感じ、また口腔内や歯が食べ物の存在を確認する。これらの刺激が神経で脳に伝達されます。
脳は耳下腺・顎下腺・舌下腺という3つの大唾液腺に「唾液を分泌するように」という指示を送り、本格的な唾液の分泌が始まります(唾液をおもに分泌するのは大唾液腺ですが、そのほか、多くの小唾液腺があります)。
このため、食べ物をしっかり噛めば噛むほど唾液の分泌が活発になりますし、十分な量の唾液が分泌されるためには、ある程度時間をかけて食事をすることが必要です。

しかし、オーダーするとすぐに食事が提供され、あっという間に食べ終えてしまうファストフードでは、本格的に唾液が分泌される前に食事が終わってしまいます。では、なぜ唾液が十分に分泌されないと虫歯になりやすくなるのでしょうか。虫歯の原因は、口腔内の虫歯菌がつくる酸であることはすでに説明しました。この働きをもう少し詳しく説明しましょう。菌がつくる酸は歯の表面からリン酸カルシウムなどのミネラルを奪う「脱灰」という現象を引き起こします。脱灰が続くと歯の表面はしだいにスカスカの状態になり、ついに虫歯になってしまうのですが、唾液に含まれたミネラルが歯に補給されることで「再石灰化」という現象が起き、歯は健康を取り戻すことができます。しかし、唾液が十分に分泌されないと歯は酸に奪われたミネラルを補給できないため、次第に虫歯が進行していきます。
長くなってきたので続きは次回に☆

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