神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
前回に引き続き「根面う蝕」のお話です。
また、お口の中の水分保持が難しくなることもあります。
年齢を重ねていくと、舌や唇などのお口の周りの筋力が低下することで、お口の中全体に唾液が行き渡らなくなったり、唇を結びづらいためにお口の中の水分が蒸発しやすくなることでもお口の中の乾燥が助長されます。
そのため、舌や唇などのお口を動かす体操をするのがおススメです!
とってもリスクの高い根面う蝕なので、しっかり予防していくことが大切です。
そのためのセルフケア方法を紹介しますので、ぜひできることからやってみてくださいね!
①フッ素配合の歯磨き粉を使用する
歯の根元のむし歯予防にはフッ素入りの歯磨き粉を使って、力を入れすぎないように
丁寧に歯磨きをすることが重要です。
フッ素の濃度が濃い方が、むし歯予防に効果的です。
1000ppm以上のフッ素が入っている高濃度歯磨き粉を選ぶようにしましょう!
また、使用量も大切です。
量が少ないと、フッ素が唾液ですぐ薄まってしまうため、歯ブラシのブラシの2/3以上は歯磨き粉をつけるようにしましょう。
フッ素を歯の表面を留めるには、2分間以上の歯磨きが必要です。
長い時間かけて磨こうとしても、歯磨き剤が多すぎて磨きにくい場合には、最初に少量つけて、口の中全体を時間をかけて磨いた後、もう一度歯磨き粉をつけて
最後の2分間は歯の根元を全体的にフッ素を届けるように磨いてみましょう!
さらに、磨いた後のうがいはできるだけ少なく1~2回程度に少なめにするといいです!
また、むし歯になりやすい人は「フッ素のうがい」を行うようにしましょう。
②隙間ができた歯の間には歯間ブラシを使いましょう
根元の部分に関して、歯と歯の間ではデンタルフロスよりも、歯間ブラシの方が効果的です。
歯間ブラシは大きさの選択が重要なので、ぜひそれは歯科医院でぴったりのサイズを選んでもらうようにしましょう。
合っていないものを使うと、磨き残しがとれず大きすぎると歯の根元の部分を傷つけてしまうことがあります。そして、歯間ブラシを使うときもフッ素入りの歯磨剤を使うといいと思います。
また、定期健診も受けることで、根面う蝕を早期に発見出来たり、アドバイスをもらったりすることができます!
ぜひ、ロコクリでの定期的な受診で「根面う蝕」を一本でも防いでいきましょう!