神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
アイスや冷たい飲みものを飲んだ時、「キーン」と歯に響くような経験がありませんか?
症状からして虫歯かな?と思われがちですが、似たような症状で「知覚過敏症」も挙げられます。
実は日本人の4人に1人が知覚過敏症に悩んでいると言われています。
口に何か入れるたびにこのような思いをするのは辛いですよね。
そこで今回は、知覚過敏の症状とその原因、予防法について詳しくお話いたします。
■知覚過敏とは?
知覚過敏とは、冷たいものを飲んだり食べたりしたときに、歯に染みるような痛みを感じたり、もしくは歯茎が痩せこけて歯の根が露出してしまっていたり、歯のエナメルが薄くなることで歯の神経組織を覆う象牙質が露出したりしている症状です。
歯が染みることは虫歯と似ていますが、虫歯と唯一異なる点は「痛みが一時的である」ということです。
虫歯の痛みは持続的ですが、知覚過敏は刺激を受けたときだけに痛みがあるということです。
■知覚過敏の4つの原因
知覚過敏と考えられる原因は大きく4つあります。
・歯周病
歯周病によって歯茎がやせてしまい、その痩せた部分に刺激を与えると歯が染みることがあります。
・虫歯
虫歯によって歯が溶けると、歯の表面に露出した神経が刺激を受けることで歯が染みます。
・歯磨きが強い
歯を強い力で磨くと、汚れを落とすだけでなく、歯そのものがすり減ってしまうことがあります。
そのすり減った部分が原因で歯が染みることがあります。
・噛み合わせが悪い
悪い噛み合わせは、一部の歯に力がかかり歯の根元が痩せていってしまいます。
歯と歯茎の境目が痩せて削れてしまうことで、歯根に刺激を与えると歯が染みることがあります。
■原因別による知覚過敏の対処法
知覚過敏には完全な予防法がありません。
しかし、日々の適切なケアが知覚過敏の改善に繋がります。
歯磨きの際は、歯や歯茎を傷つけないために「ふつう」の硬さのブラシを使用し、朝食昼食後に5分ほどを目安に磨きましょう。
夜はフロスも利用してしっかりと磨きましょう。歯ぎしりや食いしばりなどの場合は、歯科医院で就寝用のマウスピースを作り、歯へのダメージを防いであげましょう。
また歯が欠けてしまった場合は、虫歯に発展しないように詰め物をしてもらいましょう。
今回は、知覚過敏に関する原因や症状、対処法についてお話しました。
「キーン」とする痛みは虫歯と似ていますが、痛みの長さに違いがあるため、一時的な歯の痛みであれば知覚過敏の可能性があります。
歯の痛みが気になる場合は早めに歯科医院で診てもらうことをおすすめします