唾液のお話①

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
みなさんのお口の中には当たり前に唾液(だえき)とよばれる液体が出ています。お口の中に唾液が出ていることが正常な状態ですから、普段意識することはあまりありません。
唾液が”食べる”という行為に関連することは、想像しやすいと思います。例えば、食べ物を目の前にすれば、たくさん出てきて食欲が増してきますし、場合によっては想像するだけでも出てきます。
しかし、唾液の量が減り、口が渇くと食事のとき食べ物を飲み込みにくくなります。
このことから、唾液の働きは食べ物を飲み込む時にスムーズに流すために潤滑剤の様な働きをしてくれていることがわかると思います。これはひとつの例ですが、唾液の働きには他にも様々な役割があります。
そこで唾液の担っている役割と、唾液が減少した時に起こりうることとその対策についてお話します。
唾液とは、お口の中に出される液体のことです。お口の中には唾液腺(だえきせん)とよばれる唾液を作り出すもとの部分があります。
唾液腺で作られた唾液は、導管(どうかん)を通り、唾液腺開口部(だえきせんかいこうぶ)というところから、お口の中に放出されます。唾液の成分は、その99.5%を水分が占め、残りが各種酵素、電解質で構成されています。

成人の場合、1日あたり1~1.5[ℓ]程度出されます。ただし、加齢的な影響を受けやすい性質があり、30代をピークにして減少し始めます。
70代にはピーク時の3割ほどにまで減少してしまいます。また、唾液の分泌量は、時間により変化します。食事中は増えますが、睡眠中は減少する傾向にあります。
また、精神的な影響を過分に受ける傾向もあり、例えば、緊張すれば唾液の量は減少して口が渇いてきますし、酸っぱいものを目の前にしなくても想像するだけで唾液は出てきます。唾液には、いろいろな役割があることがわかっています。
その役割とは、消化作用・お口の粘膜の保護作用・洗浄作用・殺菌作用・緩衝作用・再石灰化作用・排出作用の7つです。
次回その役割についてお話しますね。
続く。

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