神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
今回も引き続き、「神経を取った歯の痛み」についてお話していきたいと思います。
●神経を取った歯に痛みが生じる原因と対策
では、周辺組織に炎症やダメージが加わってしまうのは何故でしょうか?
その理由はさまざまあるのですが、主な原因の2つめをお話します。②歯根膜に炎症が生じている場合(歯根膜炎)
神経を取った歯に痛みが生じる原因としてもう一つ考えられるのが、歯根膜炎による痛みです。
歯根膜炎には、感染性のものと、非感染性のものがあり、治療後の痛みの原因としてはそれぞれ下記のようなものがあります。
・感染性歯根膜炎
根管治療の際、治療器具が歯の神経や周辺組織を刺激することで一時的に炎症が起こり、痛みを感じることがあります。
この場合、炎症は一時的なものですので、治療後2~3日もすれば、自然と痛みは落ち着いてきます。
・非感染性歯根膜炎
噛み合わせの悪さ、咬合不全などによって引き起こされる炎症です。
根管治療後に入れる被せ物の高さが適正ではないと、その部分にだけ偏った強い力がかかってしまうため、それを支える歯根膜にも炎症が起きてしまうのです。
治療1:咬合調整
新しく入れた被せ物などの高さが適正ではない場合には、噛み合わせの調整をしなおします。
また、歯根膜炎で細菌が繁殖してしまっている場合、歯が浮いてくることがありますので、この場合も噛み合わせの高さを落として歯根膜を安静な状態に保つ必要があります。
治療2:歯ぎしり・食いしばりの治療
歯ぎしりや食いしばり・噛み締めのクセがある方は特に、歯根膜炎を発症してしまうリスクが高くなります。
歯ぎしりや食いしばりのクセがある方は、咬合調整と併用して歯ぎしり、食いしばりの治療もされるとよいでしょう。
いかがだったでしょうか。歯の痛みはとてもつらく、耐えがたいものです。
そして、ほとんどの場合は自然に治癒するものではなく、むしろ放置することでどんどん悪くなってしまいます。
早期に対策することで痛みも費用も最小限に抑えることができますので、少しでも違和感があればぜひお早めにロコクリにご相談にいらしてくださいね。
ロコクリでは平日だけでなく、日曜日も変わらず診療しております。追加料金などかからず、保険診療ももちろん実施しておりますので、何かあればロコクリまでご来院ください!