神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
歯の治療をする上でどうしても考えなければならないのが金属アレルギーです。どうして口や顎の治療なのに金属アレルギーの心配をするの?ネックレスやピアスじゃないのに?と疑問に思う人もいるかもしれないですね。金属アレルギーといえばアクセサリーだと思うのが普通かもしれません。
しかし、考えてみてください。歯の詰め物やかぶせ物に使う材料には金属が使われています。自分の体質を知らずに治療を受けたら後で体調不良になって、「これは金属アレルギーですよ」・・・「え!」なんていうこともあるかもしれません。
アレルギーを侮ってはいけません。アレルギーは時に命に係わる症状を引き起こしてしまうのです。お薬を飲むと簡単に完治させることができるような病気とは違い、体質なども大いに関わってきますから、治療にも細心の注意を払うことが必要になってくるのです。
今回は歯科治療と金属アレルギーの基礎を解説しつつ、悪化させないためのポイントにも迫ります。
- 金属アレルギーの身体症状とはどんなものでしょうか。
口腔内の荒れ、舌の異常など症状は様々です。口のトラブルをきちんと治療してもアレルギーで苦しんでは、本当の意味での健康とは言えません。口のトラブルを改善してよりよい生活をすることが大切だからこそ、歯科医院と関係の深い金属アレルギーについては是非とも知っておきたいですね。
まずは基本事項として、金属アレルギーはどんなものによって引き起こされ、どんな症状が見受けられるのでしょうか。最も有名な症状は、体に赤味や痒みが出てしまうという症状です。ネックレスや下着の金属部分が触れていたところが赤味を帯びますので「これってアレルギー?」とすぐに判別できる症状です。しかし金属アレルギーの症状はこれだけではありません。
特に歯科と関わりが深い症状としては、口腔内の粘膜の荒れや、舌の異常、味覚の異常というものがあります。肌の表面に出るものだけでなく、味覚が鈍くなってしまったり、舌に白い苔のような模様が出てしまったりすることも金属アレルギーが疑われる症状です。
こうした金属アレルギーはもちろんネックレスやピアス、下着の金具などでも引き起こされますが、歯科治療でも引き起こすことがあります。歯科治療で金属アレルギーが起こる最も多い原因は、歯の詰め物・かぶせ物に使う材料です。