神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
さて今回は、食事を助けるだけじゃない、実はすごい唾液の力についてお話していきたいと思います。
唾液は健康な成人の方の場合、一日に1リットル~1.5リットルほど分泌されており、起きている間のお口の中を潤しています。
唾液はお口を潤すだけではなく、それぞれの構成成分が機能を持ち、お口のうるおいと健康を守っています。唾液には体のためにはたらく沢山の効能があるんです。
●洗浄効果
唾液の水分で汚れを洗い流します。
●抗菌効果
ペルオキシダーゼ、ラクトフェリン、リゾチウム などの成分があります。最近の繁殖を抑えます。
●粘膜の保護・維持
ムチン、成長因子 が含まれ、口腔粘膜を守り、喉や食堂を傷つけにくくします。
●歯の修復
リン酸、カルシウム などが飲食により溶けかかった歯の再石灰化を助け、歯面の修復をします。
●免疫
IgAが含まれます。
●pHの緩衝
重炭酸塩、リン酸塩 飲食物摂取や細菌の産生した酸により、酸性に傾いた口腔内のpHを中性に戻す作用があります。
●消化促進
アミラーゼ という消化酵素がでんぷん(糖質)を分解して体内に吸収しやすくします。
●味物質の伝達
食物の味物質が唾液に溶け、味蕾へ運ばれます。
いかがだったでしょうか。唾液にはこのようにたくさんの成分が含まれ、単にお口を潤すだけではなく食事や口腔衛生、全身の健康へもつながる作用をもたらしています!
また、睡眠中の唾液の分泌は、起床時と比較して10分の1以下。一時間当たり平均2mlと大変少なく、唾液の効能は期待できません。
眠る直前に飲食をしたり、夜の歯磨きが足りていないと長時間低いpHが続きます。
睡眠中のお口は唾液に守られていない無防備な状態であるために、夜の歯磨きが重要なのです。
お疲れの時もあると思いますが、みなさん歯磨きは忘れないでくださいね!
お口のことで何か気になることがあれば、みなさんお気軽にロコクリまでお問合せくださいね♪