神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
前回に引き続き、今回もお口のエイジングサインがどんなものがあるかお話したいと思います。
④お口の臭いにおいが気になりだしたら
中高年の方でお口のにおいが気になったことがあるという方は、少なくないはずです。「加齢臭と同じようなもの」と考えているかもしれませんが、実はこれにもきちんと原因があり、その原因をつぶせば解決できる問題なのです。原因のひとつは、お口の中がセルフケアをしにくい環境になってしまうことです。詰め物や被せ物の治療を行った歯が増えると、どうしてもその境目に凹凸ができてしまい、歯磨きで汚れを落としにくくなります。また、ブリッジ(2本以上の歯をまたぐ詰め物)があると、フロスを通すことができなくなり、歯と歯のあいだのケアが難しくなるでしょう。すると、歯に汚れが溜まりやすくなり、嫌なにおいがするようになるのです。さらに、歯周病が悪化することでも口臭が発生します。これらの問題を解決するには、歯科医院でTBI(トゥース・ブラッシング・インストラクション=歯磨き指導)を受けるのがおすすめです。歯磨き指導では、歯科衛生士が正しい歯磨きのやり方や道具の使い方を丁寧に教えてくれます。日本人の多くは正しいやり方で歯磨きをできていないとのことです。一度プロにセルフケアのノウハウを習って、きちんと汚れを落とせる歯磨きをマスターするといいでしょう。また、歯科医院でのメインテナンス(定期検診)の頻度を上げることも欠かせないポイントです。ご自身のセルフケアだけでは、どうしても100%汚れを落とすことはできません。歯磨きでは落とせない歯石も溜まってしまいます。定期的にプロに診てもらって、嫌なにおいがしないお口を維持しましょう。
ある程度の年齢を重ねれば、歯が黄ばんだりお口が臭ったりするのは仕方がないことかなぁ。そんな風に考えていませんでしたか?お話してきたように、歯が伸びて間に隙間ができたり、歯茎の色が黒ずんできたり、歯の黄ばみが気になりだしたり、お口の臭いにおいが気になりだしたり、、、サインは人によってさまざまかと思います。ですが、適切な治療やケアをしてあげれば、若々しいお口を保つことは十分に可能です。すでにエイジングサインが出ている方もあきらめずに、ぜひロコクリで相談してみてくださいね!