嚥下障害で子供が物を飲み込めないことがある!?①

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最近、物を飲み込みづらいという子供さんや若い人が増えていると言われているのをご存じですか?それって「物が飲み込みづらい」というとよく高齢者に見られる嚥下障害と同じもの?と心配になってしまう人もいるでしょう。子供がものを飲み込めなくなることについて、その症状にはどのようなものがあるのか、また対策などについて今回はお話していきたいと思います。
まず、最近多い子供の嚥下障害とはどんなものなのでしょうか。
子供の嚥下障害を起こす原因として、奇形や脳神経系の病気など生まれつきの病気が原因となっている場合もありますが、食べ方を身につけていく過程や環境に問題があることで起こる場合があります。近年増加傾向にあって問題になっているのは後者のケースです。
そもそも、人というのは生まれつき「食べる」という動作ができるわけではなく、食べ物を口に入れてその情報を脳に伝え、脳からその食べ物に合った食べ方をするように口や喉などに指令が行くことで、食べることができるようになります。このような動作を繰り返していきながら、きちんと「食べる」という機能を発達させていくのですが、その環境に問題があると間違った食べ方を覚えてしまうことになります。
現代社会では加工食品を口にする機会が多く、その加工食品の多くはやわらかいため、あまり噛まないでも飲み込めるものばかりです。そのようなものばかり食べて育った子供というのは食べるのに必要な筋肉が発達せず、正しい食べ方というのが身に付かなくなってしまいます。そのため、ちょっと噛まなければならないような固形物が出てくると、うまく噛めずに飲み込めなくなってしまうのです。
もし、お子さんに次のような症状が見られたら、嚥下障害を起こしている可能性があります。
 硬いものや繊維質のものを食べない、または口に入れても出してしまう
 口をよくぽかんと開けている
 飲み物で流し込むように食べている
 よくむせる
 発音が舌ったらずである(特にサ行、タ行)
それでは、子供の嚥下障害はどのような悪影響を及ぼすのでしょうか。
次のような悪影響を引き起こす可能性があります。
 歯並びが悪くなる
 顎関節症を引き起こす
 発音、滑舌が悪くなる
 口呼吸になる
 ボーっとした顔つき(アデノイド顔貌)になる
 栄養が十分に取れず虚弱体質になる
また、このまま年をとっていき高齢者になると、本格的な嚥下障害になってしまい、誤嚥性肺炎を起こしやすくなるなど、健康を損ねやすくなってしまいます。

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