歯磨きって1日に何回するもの?

神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
歯磨きは一日何回目安に実施すべきでしょうか?
歯磨きは、虫歯や歯周病から歯を守り、健康な口元を維持するための基本です。
ところで 歯磨きは、一日何回行うのが理想でしょうか。
■起床後と就寝前の歯磨きが最重要
毎食後に歯磨きを行うことで、歯の表面や歯の間の汚れが取り除かれ、プラークが溜まるのを防ぐことができますが、なかなか毎食後に歯磨きを行うことが難しいこともあるでしょう。
毎食後プラス寝る前の歯磨きで、一日4回が理想と思われるかもしれません。
しかし虫歯や歯周病予防には、実は起床直後と就寝前の歯磨きが最も大切なのです。
お口の中には非常にたくさんの細菌が存在しており、その中には虫歯を作り出すミュータンス菌や、歯周病を引き起こす歯周病菌なども潜んでいます。
私たちの口の中は唾液が分泌されており、唾液には細菌の働きを抑制したり、洗い流す働きを持っています。
しかし、就寝中は唾液分泌が少ないため細菌が増殖しやすい環境になっています。
そのため起床後は最も細菌が多く、不潔な状態となっています。
就寝前と起床後の歯磨きが大切な理由はここにあります。
就寝中の細菌の活動を抑えるために、寝る前にはしっかりと歯を磨いて細菌を少なくしておきます。
そして起床後すぐに歯を磨くことで、細菌を洗い流します。
朝食後に歯磨きを行う人は非常に多いと思いますが、重視していただきたいのは朝食前の歯磨きなのです。
というのも、朝食と一緒に細菌を飲み込んでしまうからです。
毎食後に歯磨きを行うことは理想ですが、難しい場合は口をゆすぐだけでも構いません。
■寝る間の歯磨きにはデンタルフロスや歯間ブラシを使用しましょう
プラークは食べかすの中にある糖分を栄養源として作られます。
歯と歯の間は食べかすや 汚れを取り除きにくく溜まりがちになってしまいます。
いくら歯の表面をしっかりと磨いても、歯の間に汚れが残ったままだとプラークが作られ、そこから虫歯になってしまいます。
通常の歯ブラシでは毛先がなかなか届きにくいため、デンタルフロスを使うようにします。
フロスは歯と歯の間に残っている汚れを掻き出す役目があります。
また奥歯は歯間ブラシを使って、歯の間にある汚れや食べかすを取り除くようにします。
毎食後の歯磨きにフロスまで使えると理想的ですが、時間的に難しい場合などは、必ず寝る前の歯磨きの時に行うようにして下さい。
またうがいの最後にはデンタルリンスなどを使うとよりさっぱりするでしょう。
■歯磨きの回数よりも、きちんと汚れを落とせているかどうかが重要
歯磨きの目安は朝晩の2回です。大切なことは、歯磨きの回数よりも汚れをきちんと落とせているかどうかです。
夜寝る前のゆったりしたとき、歯磨きをじっくり行ってお口の中の細菌を減らし、清潔にしておきましょう。

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