神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
歯に着色しないために、普段どう気を付ければいいと思いますか?
白くてきれいな歯は魅力的な口元を作り出し、笑顔に自信を持つことができるでしょう。
しかし日常の飲食により、どうしても歯は汚れてしまいます。
なるべく歯に着色しないためには、どのようなことに気を付けるとよいでしょうか。
■歯の着色「ステイン」について
歯の着色は「ステイン」 歯がくすんで見える、茶色っぽくなっていると感じたら、それは汚れが付着しているのかもしれません。
歯につく汚れは「ステイン」と呼ばれ、日常の飲食により歯の表面に少しずつ色が付着する状態を言います。
ステインが付着する原因は、食物の中に含まれるポリフェノール類と、歯の表面を覆って いるペクリルという薄い膜の成分であるたんぱく質が結びつくためです。
また渋みの成分であるタンニンも、着色しやすい物質です。
ポリフェノールやタンニンを多く含んだ飲食物を頻繁に摂取することでペクリルに付着し 、少しずつ色素が沈着することで歯が汚れてしまうのです。
■ステインが付きやすい飲食物とは
どんなに歯をきれいに磨いていても、ホワイトニング効果があると言われている歯磨き剤を使っても、日常の飲食によりステインが付着してしまいます。
さすがに水では着色しませんが、普段食べたり飲んだりしているものの中で、特に着色し やすい飲食物を挙げてみます。
・コーヒー、紅茶、ウーロン茶、赤ワイン(特にステインが付きやすい)など
・カレー、チョコレート、ミートソース、ブルーベリーなど
・タバコ 嗜好品の中でも特にタバコによる着色は取れにくい上、茶色くこびりついてしまうため非常に目立ちます。
これはタバコに含まれるタールがペクリルに取り込まれやすく、やがて頑固な着色となるためです。
タバコを吸った後は、すぐに水で口の中をゆすぐようにするとよいでしょう。
■できる限りステインを防ぐための方法
コーヒーやチョコレート、ワインなど嗜好品を我慢することはなかなか難しいでしょう。
無理に我慢するとストレスになってしまいます。
好きなものはなるべく我慢せず、なるべくステインを防ぐ方法はないのでしょうか。
・色の濃いものを口にしたあと、水で口の中をゆすぐ
・ホワイトニング効果のある歯磨き剤を使う
・歯の消しゴムを使う着色しやすいものを飲んだり食べたりしたあと、すぐに水で口の中をゆすぐことで色素が薄まり、着色しにくくなります。
ただしその後の歯磨きはしっかりと行いましょう。
ホワイトニング効果やステイン除去効果のある歯磨き剤を使うこともおすすめです。
歯の汚れを浮かして落とす成分が含まれているものは、それなりに効果が期待できそうです。
ただし綺麗に落としたいからと言って、ゴシゴシと力強く磨くことは厳禁です。特に研磨剤入りの歯磨き剤で強く磨くと、歯の表面に傷がついてしまうため、かえって色素が入り込みやすくなってしまいます。
できれば研磨剤の入っていないものを選んで、優しく丁寧なブラッシングを行いましょう。
歯の消しゴムは、メラミンスポンジのようなもので歯の表面をこすって汚れを落とすグッズです。
しかし研磨力が強く、歯の表面を傷つける恐れがあるためあまりおすすめではありません。
どうしても使用する場合は、ごくたまに使う程度にとどめるようにして下さい 。
■歯科医院の歯のクリーニングで、歯本来の色を取り戻しましょう
毎日のちょっとした心がけで、着色をある程度防ぐことは可能です。
しかし毎日の飲食やペクリルの特性上、どうしてもステインは付いてしまいます。
ステインをしっかりと落とすなら、歯科医院でクリーニングを受けるのがいちばんです。
特殊なブラシやペーストなどを使い、日常の歯磨きでは落とせない汚れを落とすことが可能で、歯本来の色を取り戻すことが可能です。
なおホワイトニングは、歯にホワイトニング薬剤を塗布して光を当てて内部の色素を分解する施術で、ご自身の歯よりも白く仕上がることが特徴です。
クリーニングとの違いがわかりにくいかもしれませんが、クリーニングはステインを落として歯本来の色を取り戻す施術、ホワイトニングはご自分の歯よりも白くする施術です。
歯の汚れを落として、魅力ある口元をつくりだしましょう!!