タイトル: 子供の指しゃぶりが気になりますか?
神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
お子さんの治療や予防で来院されるお母さんお父さんから、たまにお子さんの指しゃぶりについてご相談を頂くことがあります。
指しゃぶりをする事で落ち着く子供さんは少なくありません。特に母乳やミルクが終わり、離乳食になると少し口さみしくなってしまい、指しゃぶりが頻繁になり、心配される親御さんもいらっしゃいます。
そんな指しゃぶりはすぐにでも止める必要があるのでしょうか?
指しゃぶりと不正咬合の関連は以前から周知されていて、保健所や学校検診などでは歯並びへ悪い影響を及ぼす習癖のひとつとしてチェックの対象になっています。
ただ、「幼児の指しゃぶりは、多くの子どもさんにみられる生理的な行動の一つである」
と考えられていて、
無理やりに指しゃぶりをやめさせればよいというものではなく、強制的に中断させることによって弊害が生じた事例も実は報告されております。
指しゃぶりと不正咬合(上顎前突や開咬など)は関連 が分かりやすく、指しゃぶりそのものに否定的なイメージがあるため、なるべく早くやめさせたいと思ってしまうお気持ちはよくわかります。
無理矢理にやめさせなくても、就学年齢になると周りのお友達などの目が気になる年ごろとなり、自然に指しゃぶりをしなくなることも多いと思います。
あせらず、慌てず、ゆっくりとやめさせてあげるのがいいのではないかと思います。
ただ、あまりにも口元が気になる、あるいはいつまでたっても指しゃぶりをやめるようなそぶりがないということであれば、歯科にご相談され、一度お子様のお口の状態を確認されるとよいかと思います。
お子様の歯が生えてくると、ますます虫歯や指しゃぶりや歯並びが気になってしまうかと思います。ただ、3歳ごろまででの指しゃぶりはゆっくりと徐々に止めることが出来れば特に心配することはないと思います。4歳を過ぎると歯並びや顎の発育に影響が出てくると言われています。
毎日お母さんが必死に歯みがきをしてフロスをしてケアをしてあげていても、こんなところに!?と見落としてしまってむし歯になってしまうケースもあります。歯科に来ることで、目に見えるところだけでなく、レントゲン写真でも歯の状態を把握し、衛生士から正しい歯みがきを教えてもらい、お子様のお口の健康もしっかりキープしていきましょう!!