神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。
妊娠中には歯肉炎が非常に起こりやすい状態になり、妊娠をきっかけに歯肉炎を起こすものを妊娠性歯肉炎と呼んでいます。なぜ妊娠すると歯肉炎を起こしやすくなるのでしょうか。引き続き、その原因をお話していきます。
④つわりによる口の中の不衛生
つわりによる吐き気で、歯磨きがあまりきちんとできなくなってしまうことがあります。口の中に歯ブラシを入れるだけで吐き気を催したり、歯磨き粉の味やにおいが苦手になったりすることもあるでしょう。歯磨きがおろそかになると、口の中が不衛生になります。歯肉炎が起きやすい環境を作ってしまうことにもなりますので、歯磨き粉の使用を控えたりするなどの対策を考え、妊娠中も可能な限りこまめに歯磨きをする習慣を維持しましょう。 妊娠性歯肉炎は心がけ次第で予防することが可能です。妊娠中は次のことに注意してみましょう。
まず、普段よりも口の中の清潔を心がけること。
妊娠中には歯肉炎が起こりやすいことを意識し、食べたらなるべくすぐに歯を磨く、口をゆすぐということを心がけましょう。こまめに歯を磨いたり口をゆすいだりすることで、歯肉炎の原因となる歯垢がたまらないようになります。特に歯と歯茎の境目に丁寧にブラシを当て、1日に1度は歯間ブラシやデンタルフロスなどを使ってキレイに磨くようにしましょう。
そして、栄養バランスのとれた食事をすること。
妊娠中は偏食になりがちですが、特にビタミン不足にならないよう、食事内容にも気を使いましょう。普段食事のバランスについてあまり考えていなかった人も、野菜類やフルーツを意識的に食べたり、良質なたんぱく質をしっかりと摂取するように心がけたりすることができます。
妊娠中も歯科で治療やクリーニングを受けることも大切です。
妊娠中は歯医者に行ってはいけない、と思っている人もいるかもしれません。歯科医院ではレントゲンや麻酔などの胎児に良いとは思えない施術も多く実施されていますので、できれば避けたいと考える人も多いでしょう。
お口のトラブルが起こりやすい妊娠中にこそ、歯医者さんでケアしてもらうことが理想的です。実際には、麻酔やレントゲンは基本的には首より上の処置ですので胎児に大きな影響を与えることはありませんし、どうしても被爆や薬品等が気になると言う方は歯科医師に相談して麻酔やレントゲンを控えた治療を受けることもできます。