神戸市東灘区岡本にある歯医者さん、阪急岡本駅から徒歩2分の岡本歯科ロコクリニックです。待ち時間の少ない、ほぼ無痛(痛くない)虫歯治療、しっかりとした説明、日曜診療などに取り組んでいます。
実は、ロコクリにセカンドオピニオンのために受診される方がいらっしゃいます。
大事な歯は、一度削ってしまったら2度ともとには戻りません。
ご自身で治療の方法に納得がいかない場合は、セカンドオピニオンを考えてみるのも悪くはないと思います。
ただ、セカンドオピニオンで来ていただいても、なんでもかんでも患者さんの思い通りの治療ができるとは限りません。
冷静に、受診された患者さんの状態と状況を整理して、できる治療を説明できるようにすることが大切だと考えています。
歯科に限らずどんな業界でもそうでしょうけれども、一番良くないと言われているのは、前の先生を安易に批判することだ、と言われています。
安易に前の先生を批判しても何も生産的なことは生まれません。
中には、前の先生が本当に名医なのに、目の前の患者さんがそれに気づけず、不満まで抱いてしまっているケースだってあるかもしれませんね。
セカンドオピニオンとは、絡まってしまった問題を別の専門家と一緒に解きほぐしてみる、という作業なのかもしれません。
どんなストーリーがそこにあったのか?あるいはあるのか?をまず理解してみると、
多くの場合は〇〇が悪いとか、ああすればよかった、こうすればまだ避けられたかも、といった類の反省は出てはきますが、その時その時の状況からすると仕方なかったのだろうな・・・、というほうが圧倒的に多い気がします。
それより大事なのは、今の状態がどんな状態かということをしっかり理解した上で、
これからどうしたら良いのか?今通っている歯医者さんの方針が良いのか?それとも別の方法があるのか?など、未来への道を探る糸口を見つけ出していただくこと。
それがセカンドオピニオンにおいて、受診していただいた患者さんにして差し上げられることだと思います。
本当は希望を持てるお話ばかりできれば一番良いのですが、実際はご期待に沿えらえるような回答ができないこともよくあります。
例えば、歯を抜かなければならない、と言われた場合で、当院を受診され、やっぱり歯を抜かなければならない、と答えなければいけない場合はお力になれず申し訳ない気持ちになります。
もしそうではなく、希望の光が見出せそうなケースであれば嬉しいんですが。。。
歯医者さんは、どの先生も1人として同じということはありません。心・技・体という言葉のとおり、学歴、経験、研修歴、考え方、フィロソフィー、知恵、感性、手先の器用さ、などなど、さまざまな点において異なるのです。
1つの歯科医院においても、勤務している先生の数だけ考え方が違う、というのも紛れもない事実です。
患者の皆さんにとって、それぞれの方々が良い先生に出会えることを切に願っております。